スタッフからのコメント

【壁掛形の業務用エアコンを販売から取り付け工事・修理・クリーニング・メンテナンス・移設の事なら新空調にお任せ下さい！】
質の高い空調で快適な室内環境を整えたい方へ新空調がご提案させて頂きます！

壁掛形について
夏は涼しい風をおくり、冬には暖をとる役目も果たしてくれるエアコンは、今や「一家に一台」ならぬ「一部屋に一台」、私たちの生活に欠かせない存在となっています。
エアコンが初めて登場したのは、1930年のアメリカです。
アメリカの科学者トーマス・ミッジェリーが開発したフロンガスを使った冷媒が、エアコンとして商品化されました。
冷媒とは、エアコンの室内機と室外機を結ぶ配管の中で循環しているガスのことですが、このガスを冷やしたり熱したりして冷風や温風を出す仕組みになっています。
日本で実用化されたのは1950年代からでした。
この頃のエアコンは、高価で仕組み上大型だったこともあって、店舗や事務所で主に使用されていました。
一般家庭に普及したのは1960年代中頃のことです。
当初は、冷やすだけの冷房専用でしたが、この頃には一台で冷房と暖房ができる兼用型も登場しました。
一方、1974年にオゾン層破壊現象についての論文が発表されて以降、フロンの生産規制が国際的に取り組まれることとなりました。
日本でも1988年にオゾン層保護法が制定され、エアコンの冷媒として使用されていたフロンガスに代わるものとして、ＨＣＦＣが使用されるようになります。
しかし、ＨＣＦＣも少量の塩素を含んでいるため、フロンほどではないにしてもオゾン層を破壊してしまうという欠点がありました。
2000年頃にはオゾン層に影響のないＨＦＣが登場し、これが現在のエアコンの主流となっています。
エアコンの機種によっては除湿や空気清浄機能を備えているものもあり、より使いやすく、なおかつ環境にも配慮したつくりへと日々進化し続けています。
さて、そうしたエアコンにはさまざまな種類があります。
具体的には壁掛形、床置形、壁埋込形、天井カセット形、天井埋込形等ですが、家庭用エアコンとして使用されているもので最も一般的なのが、壁掛形です。
普通の家庭に必ずと言っていいほどある壁掛形のエアコンは、すぐにイメージできる人も多いのではないでしょうか。
壁掛形が重宝される理由としては、取り付け工事が比較的簡単で価格も安いということがあります。
天井に埋め込むタイプであったりすると、やはり工事費がかさんでしまいますが壁掛形であればそのようなことはありません。
また、壁掛形では直接人に風が当たるのを避けることができますし、対流を考慮して効率よく部屋を均一な温度にするように考えられています。
そのような利点を考慮して、家庭用ばかりではなく、業務用エアコンとして壁掛形を選択肢に入れることも、もちろんあると思います。
例えば、小規模のオフィスであれば、壁掛形の利点を大いに発揮することができるでしょう。
工事にかかる費用やメンテナンス費用の節約ができることは経営者にとっても大きな魅力となるはずです。
けれども、壁掛形は奥行きのあるスペースの場合、温度にムラができてしまうことがあります。
大きなオフィスや天井の高い場所であれば、天井埋込形等を選択したほうがより快適な環境を調えられると言えます。
エアコンには馬力といわれる仕事率があり、それはものによって異なります。
業務用エアコンはその業種によって、同じ広さであっても適合する馬力は変わってきますので注意が必要です。
例えば、美容室の場合にはお客さまが長く座っているので冷えすぎに気を付けるべきですし、飲食店の場合には、調理スペースから発する熱が客席にも影響することを考慮するべきです。
エアコンを販売しているお店のホームページで確認したり、直接店頭の販売員に聞いたりして、それぞれに合った馬力のエアコンを選ぶことが重要になってくると思います。
エアコンを購入し取り付けた後は、メンテナンスも必要になります。
メンテナンスの内容は、故障した際の修理とクリーニングですが、特に、定期的なクリーニングは快適な環境を保つためには必ず行う必要があります。
また、クリーニングをすることで故障を防ぐこともできます。
汚れの状態にもよるかと思いますが、異常音や水漏れ、室内機の吹出口に露付きなどが発生して、これらが故障につながることもあるからです。
フィルターをこまめに掃除するだけでも省エネ対策になります。
フィルターの汚れは冷房・暖房機能を低下させる原因となり、それだけで消費電力が増加します。
例えば、1シーズンフィルターを掃除しないでいると、５～１０％の電気代が上がるといわれています。
シーズン中であれば2週間に一回の頻度で行うのが良いでしょう。
ただし、素人だとフィルター掃除程度はできたとしても、エアコンの内部の掃除となるとハードルが高く、無理にやろうとすれば故障につながります。
その場合はやはり専門の業者に頼むのが賢明でしょう。
壁掛形のクリーニングは価格も他の形に比べて安くできることが多いです。
一年に１、２回は行いたいですね。
メンテナンスをきちんと行っていても、家電製品にはある程度の寿命があります。
2001年から家電リサイクル法がスタートしました。
これは、一般家庭や事務所から排出された家電製品から、有用な部分や材料をリサイクルし廃棄物を減量するとともに資源の有効活用を推進するための法律です。
エアコンはこの対象商品なので、エアコンの消費者には、不要になった廃棄物（エアコン）を適切に引き渡して、そのリサイクル料金と収集・運搬料金の支払いに応じる義務があります。
エアコンが高価で一般庶民は手に入れることができなかった1950年代から時代は流れ、今やエアコンだけでなく多くの電化製品が日常生活にあふれています。
便利な電化製品に囲まれた生活はとても有り難いものですが、快適さを追求するあまりに自然を無視してはならないことに私たちは気づいています。
それは、エアコンの冷媒に使用されていたフロンガスのオゾン層破壊問題等を経て学んできたことだと思います。
家電リサイクル法が制定されてある程度の年月が経ちましたが、現代人には自分に適合した商品を選択し、その選択した商品に責任を持つことが求められているのではないでしょうか。
単なる消費者ではなく賢い消費者である必要があると思います。
販売店やクリーニング業者は一般人が持っていない専門知識や専門技術を持っています。
そうした意味で、新空調では賢い消費者であるための手助けをしてくれる存在になると思います。