デパート | 商業施設に業務用エアコンを取り付け工事する事によってのメリット・ポイント・気をつけないといけない点

デパート｜商業施設ではより高機能な業務用エアコンを

デパートといえば、冷房が効いている建物の代表と言えます。夏は涼むためにデパートにいてくつろぐという人も多いのではないでしょうか。ただその一方で、冷房が利きすぎて寒いと感じる人が多いのも事実です。

階層も多くフロアも広いため、冷房を強めに設定してしまうのは仕方のない部分もありますが、省エネが重要視されている昨今では、少し使い方を見直す必要があるかもしれません。

デパートで業務用エアコンを利用することでのメリットやデメリットを見ていきましょう。 まずはメリットからです。

これはやはりお客さま視点で考えると、快適な空間づくりとなります。夏はひんやりして心地よく、冬はぽっかりと暖かいので、居心地のよい場所になります。

お客さまも長時間買い物に時間をかけることができますし、デパートから出たくなくなるという気持ちにもなります。

そうすることで、お店の売り上げも伸びますし、お客さまの滞在時間が長くなることで外から見ても賑わっているように見え、より多くのお客さまを呼び寄せることできます。

従業員の視点から見ても、働きやすい環境づくりができるという利点があります。外気が暑かったり寒かったりすると、どうしても仕事に行くのが嫌になります。

でも、職場が空調により快適であれば、逆に職場に居たいと思うようになり、従業員の労働意欲の向上にも繋がります。

一方で、導入することでのデメリットはなんでしょうか。

これは冒頭にも挙げましたが、冷房、あるいは暖房が効きすぎてしまうということです。

興味深いアンケートがあります。

デパートの強すぎる冷房はもったいないかどうかというのを調査したところ、9割以上の人がもったいないと感じていたのです。

これは、言い返せばほとんどの人が空調が効きすぎていると感じているということです。 最初に入った時はほっとして快適に感じるのですが、長くいることで寒くなってくる、もしくは暑苦しくなってきて、早く外に出たくなってしまいます。

それは、購買意欲を削がれてしまうということにもなり、売り上げにも直結してしまいます。 また、従業員の体調にも影響します。

特に夏ですが、冷房病と呼ばれる、長時間冷房が強く効いたエリアにいることで体調不良となってします症状にかかってしまいます。

頭痛や腹痛などにもなるため、接客どころではなくなり、お店の質も落ちてしまうこともあります。

やはり、問題点となってくるのが、効きすぎる空調です。

これをいかに解消できるかどうかが、デパートに課せられた課題でしょう。

ただ、最近は業務用のエアコンは高性能になっております。

例えば4方向に風を送り込むことができたり、人をセンサーで察知して送ることができるなどの機能もあります。

一階や地下などは、入口となっている階層なので、空調が多少効いていても問題はないでしょう。

ただ2階以上となると、お客さまも建物の温度に慣れてきているので、多少空調を弱めても問題ありません。

売り場ごとにエアコンの効き方を上手く調整していくことが、省エネにも繋がり、お客さまにも快適に過ごしていただけるようになります。また、お客さまが多い時間帯などは、何もしなくても温度は上がります。

冬場などは、時間帯ごとに暖房の強さを使い分けるなどの工夫をすると、より効率的に空調を利用できます。

また、デパート全体で省エネを心掛けることで、環境に配慮しているということのアピールになりますし、電気代の節約にもなります。夏場はいつも設定している温度よりも一度高く、冬場は一度低く設定しておくと、年間を通じてかなりの節電になります。

デパートは、冷房や暖房の象徴となるぐらい、無くてはならないものです。

でもその一方で、効きすぎている空調に対して、違和感を抱いているお客さまもたくさんいらっしゃいます。

例えば、夏であれば28℃に常に設定し、少し冷房を抑えるなどの取り組みが必要となります。

そのためにも、高機能な業務用エアコンを導入し、より省エネで環境に優しい使い方をしていかなければなりません。