業務用エアコンを設置するという場合には、インターネットを通して販売業者から購入するというのがほとんどです。

 

そんな業務用エアコンについてですが、どれでも同じだと思っていませんか？

 

メーカーや、機種、ついている機能などによって若干の違いはあるものの、どれでもいいなんて思っている人以外と多いようです。

 

しかし、住んでいるエリアの気候、特性などにあったものを購入するようにしないと、短い期間で腐食してしまう、故障してしまう、必要な時に使えない、などというリスクが高まります。

 

これについて、解説します。

 

例えば、寒冷地と呼ばれる冬の寒さが厳しいところがあります。

 

このようなところでは、寒冷地仕様の業務用エアコンを設置する必要があります。

 

通常の業務用エアコンの場合、条件によっては暖房運転が出来なくなってしまうということがあるためです。

 

寒冷地仕様の場合には、厳しい環境の中でも素早く、そして出来るだけ長く、暖房運転が可能なものが多いです。

 

また、機種やメーカーにもよりますが、霜取り運転も効率的に行っているというものが多いです。

 

このため、寒冷地には、寒冷地仕様の物が圧倒的におすすめです。

 

また、海が近くにあるというエリアでは、潮風による塩害対策が重要になります。

 

通常の業務用エアコンの室外機の場合、塩害によって腐食が進行してしまうということがあります。

 

そうなると、耐久性を維持することが出来なくなってしまうので、注意をしなければなりません。

 

メーカーでは、このような耐塩害仕様の室外機というものがあります。

 

ダイキンの物などは受注生産になっているので、このような耐塩害仕様の室外機が必要という場合には、早めに業務用エアコンの販売業者に相談してみることをおすすめします。

 

耐塩害仕様の室外機には、防食処理が施されているので、通常の業務用エアコンの室外機よりも耐久性が高くなっています。

 

このように、業務用エアコンは基本的にはどのメーカー、どの機種を選んでもよいのです。

 

しかし、それぞれのエリアの気候や特性などにあったものを選ばないと、本来の業務用エアコンの能力を引き出すことが出来ないのです。

 

これから、業務用エアコンを販売業者から購入する予定があるという人は、寒冷地ではないか？

 

塩害などの恐れはないか？

 

ということをしっかりと確認してから購入するようにしましょう。