業務用エアコンを運転していて、冷たい風は出ているけれどなんだか風量が足りないと感じたことはありませんか?
業務用エアコンは、設置した当初は当然ですが風量を調節すれば強くなったり、弱くなったりします。
しかし、年数が経つといくつかの原因によって風量が低下してしまうということがあるのです。
業務用エアコンの風量が低下してしまった場合の修理とは、どんな修理なのでしょうか?
風量不足が起こる大きな原因が汚れによるものです。
汚れによって、フィルター部分の目詰まりを起こしてしまう、室内機の汚れによって必要な量の風量の吸込みや吹き出しが出来なくなってしまっているというものです。
この場合には、修理というよりはフィルターや内部の洗浄を行うことで改善することが可能です。
フィルターの清掃については、業者に依頼しなくても水で洗う、あるいは掃除機などで吸い込むなどすることで綺麗にすることが出来ます。
内部の洗浄については、自分で行うというのはかなり難しいので、専門の業者に依頼をすると良いでしょう。
業務用エアコンの風量が低下してしまう原因についてですが、これは汚れだけが原因ではありません。
室内機の部品などが経年劣化によってダメージを受けているのが原因であるという可能性もあります。
その場合には、その部品の交換を行う必要があります。
部品を交換することで風量が戻ります。
ただし、注意しておきたいのは、必ず部品の交換を行うことが出来るというわけではないということです。
修理に必要な部品は製造中止から約10年前後で入手出来なくなってしまうことが多いからです。
そのため、古い業務用エアコンの場合には、部品がなくて修理が出来なくなるという可能性があるということを頭に入れておきましょう。
また、もう1つ覚えておきたいのが風量不足ではなく、冷たい風が出ないという場合です。
風量不足ではなく、そもそも冷たい風が出ていないという場合には、部品の劣化や汚れなどが原因ではありません。
考えられるのは、冷媒ガスが不足しているという可能性です。
冷媒ガスが不足している場合には、冷媒ガスを追加で入れるだけでは修理になりません。
まず、冷媒ガスは通常抜けることはないので、どこかで漏れているということになります。
まずは、どこから冷媒ガスが抜けているのかを特定した上で、その部分の修理を行います。
その部分の修理が完了してから冷媒ガスを追加します。
業務用エアコンを運転している際に、風量不足や冷たい風が出てこないと感じたら、業者にまずは点検を依頼するとよいでしょう。