業務用エアコンをシーズン中だけ使用するという人は、多いでしょう。
とくに使うのは夏です。
シーズンを迎える前には、異常がないか?
修理が必要でないか?
を確認するために試運転をした方がよいという話を聞いたことがあると思います。
その試運転についてですが、異常がないか?
修理が必要かどうか?
を判断するためには、どのくらい運転をすればよいのでしょうか?
環境によっても異なりますが、少なくてもシーズン前の試運転では30分程度は運転をするようにしましょう。
また、温度については、一番低い温度にして運転をします。
そんなに運転しなければいけないの?
と思ってしまう人もいるかもしれませんが、このくらいは運転するようにしましょう。
よくあるのが、試運転ということで5分もしないうちに停止してしまうという人がいますが、これでは試運転の意味がありません。
試運転では、エラーコードなどの有無や、正常に運転しているかどうか、部屋の中がしっかりと冷えるかどうかを確認するために行っています。
短い時間では確認することが出来ません。
また、一定の時間運転することによって、正常に排水が行われているかどうかも確認することが出来ます。
これは天候や状況によって出来ないという場合もありますが、室外機から水が落ちてこないかどうかはしっかりと確認しておく必要がありますよ。
30分以上運転をしても部屋の中が涼しくならないという場合には、問題が起きている可能性が高いと言えます。
可能性が高いのは、冷媒ガスが漏れてしまっているという可能性です。
業務用エアコンの場合、冷媒ガスが漏れて少なくなると、エラーコードが表示される。
もしくは、冷風にならないなどの症状が出ます。
このような症状が出ている場合には、どれだけ運転を続けても冷風になることはないので、停止して専門の修理業者に依頼して直してもらうようにする必要があります。
この冷媒ガスが漏れているということに気づかずにそのままシーズンを迎えてしまうと、業務用エアコンを運転することは出来ても全然部屋の中が冷えないということになりかねません。
試運転を行う際には、必ず部屋の中が涼しくなっているかどうかを確認するようにしましょう。
少しでも不安があれば、早めに1度専門の業者に点検を依頼するようにするのがおすすめです。
修理業者もシーズン前であれば柔軟に対応してくれることでしょう。