業務用エアコンの取り付け工事を依頼する業者の選定に頭を悩ませているという人は、少なくないことでしょう。
そもそもどのような業者に取り付け工事を依頼すればよいのでしょうか?
一般的には、「施工実績が豊富」、「保証制度がしっかりしている」などが条件として挙げられますが、それだけで判断するのは少し難しいですよね。
施工実績や保証制度については、言葉は悪いですが誤魔化そうと思えば、いくらでも誤魔化すことが出来ます。
施工実績については外からではまったくわかりません。
保証制度についても、いざ保証を受けようとしたら、色々な難癖をつけて保証の対象外などと言って、対応しないというひどい業者もいるようです。
その業者の本質がよくわかるものがあります。
それが、見積書です。
業務用エアコンの取り付け工事を依頼する前には必ず見積書を業者から貰います。
この見積書のどこを見れば業者の本質がわかるのでしょうか?
おそらく多くの人は、「合計金額」を見ればよいと思ってしまうでしょうが、そうではありません。
合計金額よりも見なければならないのは、各項目についてです。
業務用エアコンの取り付け工事一式などと書かれているだけの見積書を見たらどのように感じるでしょうか?
何にいくら費用がかかるのかがまったくわかりませんし、その工事の中にどのような内容が含まれているのかも不透明です。
このような場合には、後で追加料金を請求する、本来やるべき作業をやらないなどのトラブルに発展してしまう可能性が高いと言えます。
絶対に避けるべきです。
ただ、一式と書かれているものには、その業者の本質が現れていると言えるでしょう。
誠実に対応する業者であればこのような書き方はしません。
それぞれの項目にわけて、どのような作業、工事にいくらかかるのかをきちんと記載します。
騙してやろう、多くのお金を取ってやろうと考えている業者は、明確に記載するのではなく曖昧な形にします。
どのような作業、工事にいくらかかるのかが明確になっているのであれば、ある程度信用することが出来る業者と判断出来ます。
逆に、いくら口で良い条件を提示したり、安い事をアピールしていても見積書に不透明な部分があるなら、絶対に信用してはいけません。
その見積書にその業者の本質が現れていると言えます。
業者の上手い口車に乗せられて契約してしまい、後で後悔してしまうということがあります。
そのようなことにならないようにするためにも、業者の本質を見抜きましょう。
そのためには、見積書をきちんと確認することが大切です。