業務用エアコンの取り付け工事についてですが、取り付け工事をする前に必ず決めておかなければならないことがあります。
その1つが、室外機の設置場所です。
多くの人は、室内機の設置場所さえ決めてしまえば、後はどうでもよいと思ってしまっているようです。
しかし、室内機の設置場所と同じように室外機の設置場所は非常に大切です。
室外機は、運転をしている間、熱風が吹出すことがあります。
とくに夏場などはよく起こります。
これは、熱交換を行うため、どうしても避けられませんが、周囲への配慮も忘れてはいけません。
人通りの多い場所や、隣接する建物がたくさんある場合などは、とくに注意をしておく必要があります。
このような熱風や運転する際の音などによって、トラブルへと発展してしまうことがあるためです。
室外機の場所については、取り付け工事の当日に変更するというのは難しくなります。
冷媒配管や電気配線の長さが変わってしまうためです。
当初よりも短い場合には、対応することが出来ますが、それよりも長くなるという場合には、対応出来ないもしくは、追加料金が発生してしまうという場合もあります。
多少の位置の修正は可能ですが、大幅に設置場所を変更するというのはかなり難しいものです。
そのためにも、業務用エアコンの取り付け工事当日を迎える前に、必ず室外機の設置場所を決めておく必要があります。
通常の場合、業者による現地調査が行われる際に、業者と相談しながら決めるという形になります。
室外機の設置場所を確認して、必ず業者に伝えておくようにしましょう。
業者に設置場所を伝えずに、勝手に変更するということは出来ませんので、注意をしましょう。
室外機の設置場所を選ぶ際には、周りの状況をよく確認してから決定するようにすることをおすすめします。
また、隣接する建物などへの影響はもちろんですが、熱がこもりやすいような場所に設置するというのも出来るだけ避けるようにしましょう。
熱がこもりやすい場所に設置してしまうと、効率が悪くなるだけでなく、冷房が効かないなどということにもなりかねません。
業務用エアコンの取り付け工事を行う前に、室内機の設置場所はもちろんですが、室外機の設置場所についてもしっかりと検討することが大切です。
これから、業務用エアコンの導入を考えている人は、とくに注意しておきましょう。