業務用エアコンの取り付け工事についてチェックしておきたいことがあります。
それは、既存の業務用エアコンがあるかどうかによって費用が変わるということです。
新規で業務用エアコンを取り付けるという場合には、電源や冷媒管、ドレンパイプなどを準備する必要があります。
また、天井埋込タイプであれば天井を開口して吊り込む段取りを一から行う必要があります。
そのため、既存の業務用エアコンと入れ替える場合に比べて、取り付け工事費用がかかります。
既存の業務用エアコンと入れ替えるという場合についてですが、単純に取り付け工事費用だけで見れば、業務用エアコンを新規で取り付ける場合よりも安く済ませることが可能です。
ただし、既存の業務用エアコンがあるという場合には、その既存の業務用エアコンを撤去する必要があります。
既存の業務用エアコンは、自分で取り外すことは出来ません。
電気配線などもあるので、感電してしまうなどの事故が起こる危険性があります。
また、冷媒ガスが入っているので、無理やり外そうとすればその冷媒ガスが漏れ出してしまうことになります。
むやみに、業務用エアコンの冷媒ガスを放出することは法律違反となり、処罰されることになります。
そのため、必ず専門の業者に任せた方がよいでしょう。
既存の業務用エアコンの冷媒ガスの回収、破壊処理費用、機器の撤去、処分費用がかかるという点に注意が必要です。
この処分費用、撤去費用については、業務用エアコンのタイプ、回収する冷媒ガスの量などによって異なります。
入れ替えの場合には、既存の冷媒配管や電気配線、ドレンパイプの状態に問題がなければそのまま再利用するということも可能です。
再利用することが可能であればその分、費用を安く抑えることが可能です。
新規で業務用エアコンを取り付けるよりも、入れ替えの方が手間はかかりませんが、入れ替えを行う前に確認しておきたいポイントがあります。
まずは、設置場所が適切であるか?
という点です。
それから、設置する業務用エアコンの能力は十分か?
という点です。
入れ替えの場合、設置場所はそのままで大丈夫だろうという人がほとんどですが、設置場所が適切でないということもあります。
業務用エアコンは長く使用するものなので、適切な位置に設置することが重要です。
また、業務用エアコンの能力が不足すると、快適に過ごすことが出来ないだけでなく短期間で故障して動かなくなってしまうなどということにもなりかねません。
注意しましょう。