業務用エアコンの取り付け工事に関して、多くの人が抱えている疑問の1つが、「どうして時間がそんなにかかるのか？」ということでしょう。

 

家庭用であれば、1時間～1時間30分くらいで終わるということも多いので、同じ感覚で考えてしまっている人が多いようです。

 

業務用エアコンの取り付け工事にかかる時間についてですが、業務用エアコンのタイプや設置場所などによっても大きく異なります。

 

一般的には、6～8時間の作業時間が必要です。

 

なぜ、家庭用よりも時間がかかるのか？

 

ということですが、簡単に言えば、業務用エアコンの方が、やるべき作業が圧倒的に多いということになります。

 

例えば、冷媒配管接続後に行う作業の1つに、「気密試験」があります。

 

これは、冷媒配管内に窒素を入れて、一定時間以上放置して圧力の低下がないかどうかを確認する作業です。

 

本来は、1日程度放置するのが推奨されていますが、作業の都合上1時間以上にしている場合が多くなっています。

 

もしも、ここで圧力が低下してしまうという場合には、どこかで漏れている箇所があるということですので、漏れている箇所を見つけて直す必要があります。

 

気密試験だけでも、このように時間がかかるので、家庭用のように、1～2時間程度で作業が終了することはありません。

 

同じように、真空引きでも同じくらいの時間が必要になります。

 

真空引きや気密試験を行わないなどすると、作業時間は短くなるでしょうが、万が一漏れている箇所があった場合には、冷媒ガスが漏れ出してしまうことになります。

 

短期間で、冷えない、暖まらないということになるでしょう。

 

そのようなことにならないようにするためにも、専門業者は、きちんと必要な作業に時間をかけて工事を行っています。

 

業務用エアコンの取り付け工事を依頼する側とすれば、早く終わらせてくれる業者が良い業者であると思ってしまうでしょうが、スピードだけでなく、正確な作業を行うということが大切です。

 

業務用エアコンの取り付け工事を依頼するという場合には、家庭用よりも長い時間が必要になるということを覚えておきましょう。

 

気密試験などをはじめ、家庭用よりもやるべき作業が多いので、一定の時間はどうしてもかかってしまうということです。

 

業務用エアコンの取り付け工事は、実績と高い技術のある新空調がオススメ。