業務用エアコンの取り付け工事を行う際に、既存の業務用エアコンを撤去する場合の注意についてです。
撤去を依頼する業者についてですが、どんな業者でもよいというわけではありません。
既存の業務用エアコンを撤去するという場合には、中に入っている冷媒ガスを回収する必要があります。
この回収作業についてですが、どこの業者でも出来るというわけではないのです。
きちんと許可を受けたところでなければなりません。
「第一種フロン類充填回収業者の登録」をしておかなければなりません。
その業を行おうとする区域を管轄している都道府県知事に対して、届け出る必要があるのです。
この登録を受けていない業者が、勝手に冷媒ガスを回収することは出来ません。
ですから、まずは取り付け工事、撤去工事を依頼する業者がこのような登録をきちんと行っているかどうか?
を確認する必要があります。
登録されていない業者の場合には、最悪の場合冷媒ガスを回収してもらうことが出来ないということになりかねません。
そうなると、取り外すのはもちろんですが、廃棄することも出来ないので、注意しましょう。
業者に依頼をする際に、必ず確認をしておくべきです。
他にも、空調設備に関する許認可を得て営業をしている業者であるかどうか?
を確認しておきましょう。
家庭用であれば、プロでなくても取り付け工事を行うことが出来るかもしれません。
ですが、業務用エアコンの場合には、しっかりと許認可が取得しているのはもちろんですが、業務用エアコンに関する知識、取り付け工事を行う技術、経験がないと行うことが出来ません。
業務用エアコンの取り付け工事を依頼する前に、このような許認可を取得している業者であるかを確認しておきましょう。
もしも、このような許認可を取得してないという場合には、その業者に依頼するというのはとても危険です。
最近では、とにかく安く取り付け工事をしてくれるところを探すという人が、増えているようですが、安さよりもきちんと信頼出来る業者であるかどうかをチェックすることが重要です。
きちんとした業者に依頼しないと、後で様々なトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。
その点についてしっかりと理解をしておくようにしましょう。
安さだけで選ぶのは絶対にやめましょう。
許認可などについては、ホームページなどに記載している業者もありますが、記載していないところもあります。
しっかりと確認しておきましょう。