業務用エアコンの取り付け工事を行う際には、必ず業者にどのくらいの費用がかかるのか?
を確認するために、見積書の作成を依頼します。
見積書には、単純に取り付け工事費用だけが記載されているわけではありません。
項目ごとにその詳細などが記載されています。
その項目の中には、どのようなものなのか?
本当にこれは必要なのか?
という項目が含まれている場合もありますので、確認をしましょう。
わかりづらい項目で言うと、「気密試験費」というものがあります。
あまり聞き慣れない言葉ですよね。
この気密試験費は他の項目に含めて請求をしている業者もありますが、基本的には業務用エアコンの取り付け工事では、どの業者でも行っています。
もちろんこれは、必要なものです。
そもそも気密試験とは何か?
ということですが、これは、業務用エアコンの場合、窒素ガスなどを使って規定の圧力や一定の時間において、異常がないかどうかを確認するための試験のことを言います。
それから、「試運転調整費」という項目も必要なのか?
という話をよく聞きますが、とても重要ですし、必要な項目です。
これは、業務用エアコンの取り付け工事が終了してから行う作業で、業務用エアコンを実際に運転して、正常に運転をすることが可能であるか?
異常がないか?
ということを確認するために行います。
また、メーカー、機種、冷媒配管の長さなどによっては冷媒ガスを追加するという必要も出てきます。
チャージレスなど、追加する必要のないものもあります。
冷媒ガスを追加する場合などは、別途費用がかかります。
試運転は、自分でやるからいい!などという人がたまにいますが、これは設置業者が行い、お客様と一緒に異常がないかどうかを確認するためのものです。
お客様がご自身で行っても意味のないことになってしまいます。
この試運転調整費というのは、費用が高額になるというようなものではなく、5000円前後が相場です。
見積書に、試運転調整費という項目があれば、これは、試運転をして異常がないかどうかを確認するのに、必要な項目ということを理解しておきましょう。
見積書については、全体の工事費の総額だけに目が行ってしまいがちですが、それぞれの項目についてもしっかりとどのような項目に、どのくらいの費用が必要なのか?
を確認しましょう。
項目の内容がわからないという場合には、業者に必ず確認をしておきましょう。
ぜひ、これから業務用エアコンの取り付け工事を考えている人は覚えておきたいポイントです。