業務用エアコンの取り付け工事を行う際には、依頼者の立ち会いをお願いするというのが、一般的です。
そもそも、なぜ業務用エアコンの取り付け工事に立ち会いが必要なのでしょうか?
仕事などやプライベートの用事を済ませている間に取り付け工事をしておいてもらえば、手間がかからないのに!と思っている人も多いでしょう。
取り付け工事を行う業者が立ち会いを求める理由はいくつかあります。
・取り付け工事に問題がないかどうかを確認してもらうため
・トラブルを防止するため
・取り付け工事終了後、試運転に立ち会ってもらい、正常に運転していることを確認してもらうため
このような理由が主な理由として挙げられます。
この中でも大きな理由としては、「トラブルを防止するため」というのが大きな理由として挙げられます。
例えば、現地調査で打合せをした場所と異なる場所に、業務用エアコンを設置してしまう、部屋を汚す、もしくは壊す、そこにあったものを盗むなどのトラブルを防止するためです。
とくに、設置場所が違うということになると取り付け工事を行う業者も、依頼者も困ってしまうことになります。
事前の打合せ内容通りに取り付け工事をしているかを確認してもらう必要があります。
また、物を壊す、壁や天井などを壊す、汚す、現金や物品を盗むなどというトラブルも起こる可能性もあります。
ほとんどの業者ではそのようなことはありませんが、全国的にみるとそのようなトラブルがあります。
また、取り付け工事終了後には、業務用エアコンの試運転を行って取り付け工事に問題がないということを依頼者に確認してもらう必要があります。
立ち会いをせずに、業者だけで試運転を終わらせてしまうと、本当に正常に動いていたかどうかを確認することができずに、後でトラブルになってしまうことがあります。
そのようなトラブルを防ぐためにも必ず、依頼者に立ち会ってもらって試運転を行い、問題がないことを業者側、依頼者側でお互いに確認します。
ただし、業務用エアコンの取り付け工事というのは、時間がかかります。
状況によって異なりますが、通常6~8時間程度はかかります。
その作業中ずっと工事を見ていなければならないということはありません。
途中で外出する、用事を済ませる、オフィスであれば他の場所で仕事をするなどということもできます。
業者に一言伝えれば問題ないので、立ち会いを求められてもそれほど大きな心配をする必要はありません。