業務用エアコンの取り付け工事において重要なことはいくつかあります。
業務用エアコンの取り付け工事は、室内機と室外機を取り付ければそれで終わりというものではありません。
取り付け工事が完了した後に、問題がないかどうかをきちんと確認するということが大切です。
その中でも最も重要なのが、排水チェックです。
業務用エアコンは熱交換を行う際に水滴が出来ます。
これをドレンと呼んでいますが、これをそのままにしておくとあふれてしまい、床が水浸しになってしまいます。
そのようなことにならないように、外に排水されるのが正常な施工です。
ドレンの排水には、通常塩ビパイプなどが使われることが多いのですが、これも接続すればそれで良いというものではありません。
勾配が適切であるかどうか、既存のドレンパイプをそのまま再利用するという場合には、詰まりなどがないか、室内側や天井などに水漏れしている箇所がないかを確認する必要があります。
実際に、運転をして排水を確認する、天候や季節、その他の状況によっては、直接水を入れて正しく排水されているかどうかをチェックします。
この排水チェックをやっていないという業者も多いようですが、これをやるのとやらないのでは大きな違いです。
もしも、接続が不十分であったり、詰まっていたりすれば、水漏れを起こしてしまい、床や天井などにも大きなダメージを与えてしまうことになります。
店舗や会社の場合、営業にも支障をきたすことでしょう。
このようなことが起こらないようにするためには、事前のチェックが重要なのです。
チェックした際に問題があればその時点で修正をします。
チェックをせずに完了してしまうと、水漏れが起こる可能性が高まります。
ドレンは少しの運転であればそれほどたまりませんが、ドレンパンがいっぱいになるとやがて水漏れを起こしてしまいます。
業務用エアコンの取り付け工事では、きちんと排水チェック、ドレンチェックをしている業者に依頼することをおすすめします。
業務用エアコンの取り付け工事は、ただ取り付けるだけでなく、このように正しく施工することが出来ているかをきちんとチェックすることが大切です。
排水チェックなどをやっていない業者に依頼をしてしまうと、このような水漏れトラブルが起きてしまう可能性がありますよ。
業務用エアコンの取り付け業者を選ぶ際には、ぜひこのような点もチェックして選んでみましょう。