業務用エアコンの修理依頼で多いのは、どのような依頼なのかが気になることでしょう。
メーカー、専門修理業者問わずに、修理依頼で多いのは、「水漏れ」、「効きが悪い」というトラブルです。
とくに、業務用エアコンの使用頻度が多くなる夏場に多く起こります。
それぞれどのような原因で起こるのか、どのような修理を行うのかについて解説していきましょう。
まず、「水漏れ」の原因についてですが、いくつかの原因が考えられます。
・内部の汚れによって、詰まりが発生し、排水ができなくなってしまっている。
・ドレンポンプの故障
・施工不良
などが原因として挙げられます。
多くの場合、内部の汚れなどによって、詰まってしまい排水ができなくなってしまっているということが原因です。
詰まりの原因となっている汚れを取り除くことで、詰まりが解消して今までのように正常に排水することができるようになります。
それから、ドレンポンプが正常に作動していない、正常に機能していないという場合にも水漏れが起こってしまいます。
ドレンポンプの交換をすることで、正常に機能し、水漏れが解消されるのです。
新しく設置してから間もない、あるいは移設後すぐに水漏れしてしまったという場合には、施工不良の可能性があります。
正しくドレン配管が接続されていないというケースや、必要な勾配が取れていないなどの場合には、正しく排水ができていないため、水漏れしてしまうのです。
正しく接続する、あるいは必要な勾配を確保することで解消されます。
「効きが悪い」という場合の原因もいくつか考えられます。
・基盤の故障
・冷媒ガスが漏れてしまい、不足している
・室外機の周りにものを置いている
・設定温度や運転モードが適切ではない
などが原因として考えられます。
業務用エアコンは、消耗品のため、長く使用すればするほど、故障のリスクが高まるのです。
とくに、基盤は劣化しやすく、基盤が故障してしまうと、冷房、暖房運転が正常に運転できないということがあります。
基盤が故障している場合には、基盤を交換することで、正常な状態にすることが可能です。
冷媒ガスが漏れてしまい、一定量以下になってしまうことが原因で、効きが悪くなるというのが圧倒的に多くなっています。
冷媒ガス漏れの場合には、まず漏れている箇所の特定を行い、その部分を修理したうえで、不足している分の冷媒ガスをチャージすることで、修理を行うことが可能です。
店舗などで多いのが、室外機の周りにものを置いてしまい、熱がこもってしまっているという状況。
熱がこもると効率が大幅に低下して、効きが悪いと感じることがあります。
室外機の周りに置いてあるものをどかして、改善するか試してみましょう。
単純な原因として挙げられるのが、設定温度が適切ではないというケースや運転モードが冷房、暖房、自動以外になっているということです。
リモコンを確認して、設定温度や運転モードが適切であるかを確認することをオススメします。
業務用エアコンの異変、故障の場合には、できるだけ早く、修理業者に点検、修理を依頼しましょう。
修理を依頼する際には、修理実績の多い新空調が安心です。