業務用エアコンの修理に関する相談で、たまにあるのが、化粧テープがボロボロになってしまっているので、どうにかならないか?
というものです。
化粧テープというのは、業務用エアコンの室内機と室外機を接続する冷媒配管、電気配線、ドレンパイプなどを保護するために巻くテープのことです。
化粧テープで仕上げる方法は、とても安価なので、こちらで仕上げる方法はよく利用されています。
ただし、化粧カバーやラッキングなどを使う方法と異なり、圧倒的に耐久力が低いのが実情です。
日当たりなどによっては数年程度でボロボロになってしまうという光景をよく目にします。
化粧テープは、簡単にボロボロになってしまうものです。
長く使用するというところには、あまり向きません。
化粧テープがボロボロになったからと言ってすぐに修理が必要になるということは、はっきりいってほとんどないのですが、見た目も悪くなりますし、水滴などが落ちてくるなどの状況が発生することもあるので、出来るだけ早めに直すのが良いでしょう。
このような場合には、取り付け可能であれば、化粧カバーを取り付けるのがおすすめです。
化粧カバーを使う方が、見た目も綺麗になりますし、耐久性という面でも化粧テープだけよりは安心です。
ただし、冷媒配管などは取り付け工事の際に、ぴったりの長さで取り付けるので、ケースによっては化粧カバーの取り付けが難しいということもあります。
無理に冷媒配管を動かすと、損傷させてしまいそこから、冷媒ガスが漏れ出してしまうなどの恐れがあるためです。
化粧テープの巻き直しや化粧カバーの取り付けというものについては、それほど費用のかかるものではないので、ボロボロになってしまって嫌だ!見た目が気になるという人は、業者に相談してみるとよいでしょう。
化粧テープについてですが、通常はクリーム色などを使うケースがほとんどですが、白や黒などのものもあります。
外壁などにあわせて対応してもらうことも出来るので、相談してみるとよいでしょう。
ボロボロになって配管や電気配線がそのままむき出しになってしまうと、そちらもどんどんと劣化が進んでしまうので、気づいたら業者に見てもらうようにすることをおすすめします。