業務用エアコンの修理は、どのような形で行われるのでしょうか?
業務用エアコンは故障しないでずっと使えるのが理想です。
しかし、どうしても使用している年数が長くなれば、故障のリスクが高まりますし、実際に故障して修理が必要になるというケースも出てきます。
そのため、業務用エアコンの修理がどのように行われるのかを知っておく必要があります。
一般の家電などの場合には、いくつかの修理方法があります。
例えば、「持込修理」です。
実際に修理を行っている店舗、会社に持って行って修理をしてもらうという方法です。
近くに、店舗や会社がない場合に利用されるのが「宅配修理」です。
壊れてしまったものを宅配便で送って修理が完了した後で送り返してもらうという修理方法です。
それから、会社や自宅に業者が来てくれて修理をしてくれるという「出張修理」という方法があります。
業務用エアコンの中で行われる修理方法は、「出張修理」という方法です。
業務用エアコンは室内機も大きいですし、室外機はとても重量があるので、簡単に持ち運ぶということが出来ません。
また、冷媒配管や電気配線、ドレンパイプが接続されているので、それを一旦外さないと室内機、室外機を取り外せないということになっています。
さらに、冷媒ガスも一旦回収しなければならないので、1人で簡単に外すことは出来ません。
このようなことから、持込修理や宅配修理などには対応していないというのがほとんどです。
業務用エアコンは出張修理という形で行われます。
これはメーカーに依頼する場合もそうですし、修理業者に依頼をする場合も同じです。
メーカーの場合には、サービスエンジニアが派遣されてくると必ず出張費というものがかかります。
メーカーの保証期間などであれば別ですが、基本的には出張費が修理費用とは別にかかるものだと思っておきましょう。
そのため、メーカー修理は、一般の修理業者に依頼する場合よりも高額になりやすいのが特徴です。
一般の修理業者についてですが、現場が近くであるという場合には出張費を取らないという業者もあります。
そのため、メーカーに依頼するよりも修理費用が安く済むというケースが少なくありません。
業務用エアコンが故障してしまって、修理してくれる業者を探しているという人は、このような出張費がかからない修理業者を探してみるのもよいでしょう。
業務用エアコンの修理を依頼する前に、必ず出張費を含めてどのくらいの費用が必要になるかという見積りをもらうようにしましょう。
これは、事前に見積書を作成させることで、料金トラブルなどを防ぐためです。
ぜひ、活用してみてください。