業務用エアコンのリースについて、知っておきたいのが動産保険についてです。
リース契約をする場合には、厳密には契約者が保険の契約をしているわけではありません。
リース会社の方で保険に加入しているという形になります。
そもそもこの動産保険に加入していると、どんな利点があるのでしょうか?
動産保険では、火災、水害、落雷、爆発などによって業務用エアコンに損害が出てしまった場合や、事故などによって損害が出た場合に、適用されるものです。
通常、この動産保険がなければ、そのような場合には、自分で修理代を支払うことになりますが、動産保険が適用されれば、その保険で修理をすることが可能になります。
また、リース会社などによっても異なりますが、修理が出来ないという場合には、中途解約手続きなどをすることで新しい業務用エアコンの契約をすることが出来ます。
リースでは、基本的に中途解約は出来ませんが、このような場合であれば、解約をして新しい契約をすることが出来るというケースが多いようです。
店舗などでよくあるのが、駐車場に設置している室外機を当て逃げされてしまうというケースです。
防犯カメラなどで誰がやったのか?
ということがすぐに分かればよいのですが、必ずしもそのような環境であるとは限らないでしょう。
動産保険がなければ、このような場合でも、自分自身で修理費用を負担しなければなりません。
また、修理不可能な場合であれば、新たな業務用エアコンにしなければならないため、大きな金銭的負担となってしまいます。
動産保険があれば、このような場合でも安心することが出来るでしょう。
業務用エアコンのリース契約をする際には、この動産保険について確認しておきましょう。
ただし、どのような場合でも動産保険が適用されるというわけではありません。
例えば、故意もしくは渋滞な過失によって業務用エアコンに損害が出たという場合や、差押え、戦争や暴動による損害、地震、噴火、津波などによる損害などでは、動産保険は適用されません。
どのような時に、保険金が支払われるのか?
また、どのような場合に、保険金が支払われないのか?
ということは必ず確認しておきましょう。
保険金で直すことが出来ないという場合には、リース契約であっても自分で支払わなければならないということになります。
十分注意しておきましょう。
リース契約をする際に知っておかないと大変です。