業務用エアコンと家庭用のものには、色々な違いがありますが、最も大きな違いといえば、「取り付け工事費用」の違いです。
家庭用のエアコンの場合、設置場所などにもよりますが、約1~3万円程度の取り付け工事費用で済みます。
しかし、業務用エアコンの取り付け工事費用は、設置場所や業務用エアコンのタイプなどにもよりますが、10万円以上となる場合がほとんどです。
初めて、業務用エアコンの取り付け工事を依頼するという人からすると、「取り付け工事費用が高すぎる!」、「本当に適正な価格なのだろうか?
」と感じることも多いでしょう。
業務用エアコンの取り付け工事費用が家庭用よりも高い理由は、「難易度が違う」、「施工方法が異なる」、「作業量の違い」などが挙げられます。
一般的に、業務用エアコンと家庭用エアコンの取り付け工事の難易度が同じだと誤って認識してしまっている人が、非常に多いようですが、難易度は大きく異なります。
業務用エアコンの方が、圧倒的に難易度は高く、一般の人では取り付けることができません。
知識だけでなく、経験、高い技術も必要となります。
家庭用エアコンの場合には、それほど難易度は高くないため、専門でない人でも取り付けることは可能です。
家庭用エアコンの場合には、主に壁掛タイプのものしかありません。
そのため、施工方法はほとんど同じです。
しかし、業務用エアコンには、複数のタイプのものがあり、それぞれのタイプにあわせた施工法で取り付け工事を行わなければなりません。
誤った施工方法で取り付け工事を行ってしまうと、十分な効果を得ることができないだけでなく、短期間で使えなくなってしまうなどということにもなりかねません。
また、業務用エアコンのタイプと設置場所をよく確認する必要があります。
設置場所によっては、設置できないタイプのものもあるので、設置ができるか、できないかの見極めも重要になります。
業務用エアコンの取り付け工事を行うためには、あらゆる施工方法に対応するための、知識、技術、経験が必要です。
また、作業量も大きく異なります。
家庭用エアコンの場合には、作業量は少ないため、1~2時間程度で作業が終了することもありますが、業務用エアコンの場合には、作業量が多く、6~8時間程度かかります。
家庭用の場合には、1人で取り付け工事を行うことも可能ですが、業務用エアコンの場合には、1人で行うということは不可能です。
室外機だけでも100kg前後あるものがほとんどですし、室内機も家庭用と比べると重いので、安全面を考慮して、2人以上で作業を行うことになります。
かかる人工(にんく)が違うのです。
業務用エアコンと家庭用では、このような理由から、取り付け工事費用が大きく異なります。
そのため、業務用エアコンの取り付け工事費用は、家庭用よりも高くなってしまうのです。
業務用エアコンの取り付け工事費用は、設置場所によっても異なるので、まずは業者に見積りを依頼することから始めてみましょう。
業務用エアコンの取り付け工事は、取り付け工事実績が豊富で、取り付け工事の保証がしっかりと付いている新空調がオススメです。