業務用アコンの取り付け工事の場合には、主に2つのパターンがあります。
1つは、新規で業務用エアコンを取り付けるという場合です。
もう1つは、既存の業務用エアコンと入れ替えるという場合です。
既存の業務用エアコンがあるという場合には、冷媒配管や配線、電源などを流用することが出来るというケースがほとんどなので、大きな問題はありません。
注意しなければならないのは、新規で業務用エアコンを取り付ける場合です。
業務用エアコンを動かすために必要な電源については、単相電源もしくは、三相電源があります。
業務用エアコンの場合、能力の低い3馬力以下のものであれば、単相電源のものもあるのですが、それ以上になるとすべて動力、つまり三相電源を使用することになります。
三相電源が入っていないという場合には、あらたに電気工事が必要になります。
また、その場合には電気工事の他に電力会社への申請、契約手続きが必要になります。
三相電源がない状態で、業務用エアコンの取り付け工事を行っても試運転をすることは出来ません。
あくまでも電源の準備が整ってからということになります。
あらたに、電気工事を行う場合には工事が完了するまでに時間がかかるケースが多いです。
電力会社の方の工事も必要になるためです。
申請してから工事が完了するまでに1~2ヶ月以上かかるというケースもあります。
電気工事が必要になった場合についてですが、取り付け工事を依頼している業者の方で対応してもらうことが出来るのか?
ということを必ず確認しておくようにしましょう。
工事だけでなく必要に応じて電力会社への申請についてもやってもらうことが出来るのかどうかもしっかりと、確認しておくようにしましょう。
それをはっきりとしておかないと、業務用エアコンを設置することが出来ても動かないという状況になってしまいます。
もしも、あらたに電気工事や電力会社への申請が必要になるということであれば、それに対応することが出来る取り付け業者を探してそこに依頼するというのがよいでしょう。
別の業者に依頼しなければならないということになると、手間がかかりますので、一緒にやってくれる業者に最初から依頼してしまった方が、手間が省けますよ。
業務用エアコンの設置をこれから行う予定で、あらたに電気工事や電力会社への申請が必要になりそうなら、ぜひ覚えておきましょう。