寒冷地に業務用エアコンの取り付け工事を行う際には、通常の工事と異なる点がいくつかあります。

 

まず、寒冷地の場合には設置する業務用エアコンは、寒冷地仕様の業務用エアコンでなければなりません。

 

寒冷地仕様のものではない、業務用エアコンを設置してしまうと、寒い時期に暖房が使えないなどということが起こってしまいます。

 

業務用エアコンには、寒冷地仕様のものがあるので、必ずこちらを購入して取り付けを行う必要があります。

 

また、寒冷地に業務用エアコンを設置する場合には、室外機にも注意をする必要があります。

 

通常通りに設置してしまうと、機器の中に雪などが大量に侵入してしまい、故障してしまう、動かなくなってしまうということがあります。

 

このようなことを防ぐためには、防雪フードを取り付けるのがおすすめです。

 

この防雪フードとは、その名前のとおりで、室外機の内部に雪が侵入するのを防ぎ、しっかりと暖房能力を確保して、機器を雪から守るのに役立ちます。

 

寒冷地では、一般の地域よりもかなり雪の量が多くなります。

 

そのため、雪によって業務用エアコンが故障してしまうというリスクが高いのです。

 

業務用エアコンはとても高価なものですし、万が一壊れてしまえば、高い修理費用が必要になってしまうこともあるのです。

 

業務用エアコンを雪から守り、寒い冬でも快適に過ごすためには、室外機に防雪フードを設置することをおすすめします。

 

メーカーなどにもよりますが、この防雪フードは通常は付属でついているものではなく、オプション品となるので、別途注文をする必要があります。

 

業者が現地調査に来た際に、防雪フードを希望するということを伝えれば、業者の方で確認をして準備をしてくれるでしょう。

 

もちろん、必ず防雪フードをつけなければいけないということではないのですが、やはりこれがあるのと、ないのでは全然効果が違います。

 

また、寒冷地以外の場所では、状況に応じて風向ガイドを設置するというのも効果的です。

 

通行人が多い場所などでは、室外機から出る熱によって、熱風があたらないようにすることが出来ます。

 

風向ガイドによって、風向きを変えることで状況を改善することが可能です。

 

業務用エアコンは室内機だけでなく、室外機の取り付け工事も非常に重要なのです。

 

とくに、室外機を設置する場合には、周りの環境、状況なども考慮したうえで、工事を行わなければなりません。

 

知っておくようにしましょう。