店舗や会社にリースで業務用エアコンを導入するというケースは、珍しくありません。
そんなリースで業務用エアコンを導入する場合についてですが、この導入した業務用エアコンっていったい誰のものなのでしょうか?
業務用エアコンを購入したのであれば、それは購入した人のものになります。
リースの場合もリース契約をした人のものになるのでしょうか?
結論から言えば、リースで導入した業務用エアコンは、リース契約した人のものにはなりません。
リースで導入した業務用エアコンは、「リース会社のもの」です。
リース契約ではだいたい、4~7年の契約を結びますが、リース契約期間中はもちろん、すべてのリース代を支払ってもその業務用エアコンは、リース会社のものです。
リース会社やリース契約の種類によっては、契約期間終了後に、一定の金額を支払うことで、その業務用エアコンを買い取ることが出来る場合もありますが、一般的なリース契約では、業務用エアコンは、リース会社のものです。
まず、リースという仕組みについて知っておく必要があります。
このリースは、最初にリース契約者をしたいという人が物件(業務用エアコン)を選びます。
そして、その物件をリース会社が代わりに購入します。
この代わりに購入した物件を、決められた期間の中で、貸してもらうというのがリースです。
その対価として、毎月、リース代を支払います。
期間が終了した場合は、再リースをするか、新しい業務用エアコンに更新して再契約をするか、返却をすることになります。
物件を返還するという場合には、取り外し費用とその取り外した物件を運ぶための運送費用をリース契約者が負担するというのが一般的です。
リースのメリットでは、よく初期費用が不要などと紹介されています。
たしかに、初期費用はかかりませんが、リース契約期間終了後は、色々な費用がかかるということに注意しておきましょう。
リースで導入する場合の大きなポイントは、リース期間中のリース代をすべて支払ったとしてもその業務用エアコンは自分のものにはならないということです。
あくまでも買い取りなどをしない限りは、ずっとその物件は、リース会社のものになります。
リースで導入しようと考えている人は、忘れずにチェックしておきましょう。
一度契約をしてしまうと、途中で解約や変更をすることが出来ません。
よく考えてから契約するようにすることをおすすめします。