業務用エアコンを運転させる、もしくは停止させるなどの場合には、リモコンを操作して行います。
業務用エアコンの場合には、ワイヤードリモコンとワイヤレスリモコンの2つのタイプがあります。
ワイヤードリモコンとは、室内機とリモコン本体を線で繋いでいるものです。
ワイヤレスは、その名前からもわかるように、室内機とリモコン本体を線で繋ぐのではなく、室内機の受光部にリモコンを向けて操作します。
メーカーによっては、受光部キットが必要になる場合もあります。
最近ですと、スマホで音楽を聴く人だとわかると思いますが、イヤホンもコードのあるものとないものがありますよね。
それを想像してもらうと分かりやすいかと思います。
このリモコン操作をしても業務用エアコンが運転しない、停止しないなどの場合、修理が必要になるのでしょうか?
リモコン操作で反応しなくなってしまったという場合には、いくつかの原因が考えられます。
場合によっては修理が必要になる可能性もあります。
まず、最初に考えられる原因としては、リモコン本体が故障しているという場合です。
リモコン本体が故障しているという場合には、新しいリモコンを購入することで元通り反応するようになります。
リモコンの交換という場合には、ワイヤードとワイヤレスのどちらかによって異なりますが、約1万円前後で交換出来ます。
リモコンに問題がないという場合に、考えられるのは基盤の故障です。
この基盤とは、室内機の基盤の故障ということです。
基盤が故障してしまうと、リモコンの信号を受付けないので、リモコン操作をしてもまったく反応しないということになってしまいます。
基盤は経年劣化によってダメになってしまうことがあるので、このような場合には新しい基盤に交換する必要があります。
基盤が故障してしまった場合の、修理費用についてですが、これはメーカーや業務用エアコンの機種、能力などによっても異なりますが、約1.5~3万円程度で修理することが可能です。
リモコン操作をしても業務用エアコンがまったく反応しないという場合には、専門の修理業者に点検を依頼するのがよいでしょう。
リモコンや基盤が故障しているという場合には、新しいリモコン、基盤を準備するのに日数がかかるケースがほとんどです。
そのため、出来るだけ早めに点検、修理を依頼するようにしましょう。
そのまま放置してしまうと、ずっと業務用エアコンが使えないままになってしまいますよ。