現在使用している業務用エアコンがあるという人に、確認してほしいのがその業務用エアコンに使われている冷媒ガスの種類がR22ではないか?
ということです。
業務用エアコンの冷媒ガスにはいくつかの種類がありますが、その中で問題となるのがR22という冷媒ガスです。
年数で言うと、2000年よりも前に製造された業務用エアコンの多くには、これが使われていました。
なぜ、これが問題になるのかということですが、現在では生産が終了しています。
これらは、地球環境に与える影響が大きいということから実質全廃されています。
実質全廃されていると言っても現在でも日本国内では、工場をはじめ多くの場所でR22を使用した業務用エアコンが多く稼働しています。
現在では何の問題もないという場合でも、今後万が一冷媒ガスが抜けてしまうなどのトラブルがあった場合には修理が出来なくなってしまうという可能性が非常に高いと言われています。
また、仮に修理をすることが出来たとしても生産が終了しているガスになりますので、通常よりも高額な修理代を請求されてしまう可能性があります。
このような理由から、R22を使用している業務用エアコンで修理が必要になった場合には、出来るだけ修理で済ませるのではなく買い替えをすることをおすすめします。
冷媒ガスが漏れているというトラブル以外でも修理が必要な状況であれば、早めに買い替えをしたほうがよいでしょう。
もし、予算に余裕があるという状況であればどこも修理が必要ないという状況でも買い替えてしまうのもよいでしょう。
業務用エアコンを新しいものに入れ替えるのには、多くの費用が発生しますが、R22を使用している業務用エアコンと今の業務用エアコンでは、消費電力にも大きな差があります。
メーカーや機種、その他の環境などにもよりますが、消費電力を最大約6割程度削減することも可能です。
無駄な電気代を削減することが出来れば毎月の電気代も安くなるので、大きなメリットがあります。
現在このR22を使用している業務用エアコンをそのまま使っている人の多くは、どこも壊れていないから、新しいものを導入する費用がないからという理由でそのまま使っていると思いますが、はっきり言ってしまうと、電気代の面や今後修理が必要になった場合の修理代を考慮するとそのまま使い続けるということには大きなリスクしかないと言えます。
ぜひ、真剣に早めの買い替えを検討しましょう。