嘘です!正確に言えば使用頻度や環境によります。
介護施設で利用される業務用エアコンは、寿命が短いという噂を耳にすることがあります。
しかし実際はそんなことはありません。
介護施設だからといって特別な業務用エアコンを利用しているわけではありませんし、特殊な使い方をしている訳ではありません。
何か施設特有の原因によって、業務用エアコンが壊れやすくなるとか、そういったこともないのです。
にもかかわらず、寿命が短いと噂されているのは、ただ単に利用頻度が多いからに他なりません。
介護施設は、高齢者が多く入居しております。
当然、若い人たちに比べて体が弱い方が多いため、室内の温度調整には人一倍気を配らなければなりません。
そのため、常に業務用エアコンをフル稼働させておく必要があるのです。
普通の店舗や会社は、誰も人がいない時間帯は業務用エアコンを切っておくものなので、それと比べると利用時間は長くなってしまいます。
長く使えば使うほど、故障や不具合などが発生しやすくなるのは当然です。
ゆえに介護施設で利用される業務用エアコンは寿命が短いと言われているのです。
また、急に故障してしまって、新しく導入するまでに時間がかかることも望ましくありません。
もし夏場であれば、熱中症で倒れてしまう人も出てしまいます。ある程度早めに新しいものを導入し、業務用エアコン効かない状態をつくらないようにしなければならない。
そういったことも寿命が短い理由の一つではないでしょうか。
介護施設でのオススメの業務用エアコンって?
介護施設にはどういった業務用エアコンを導入するとよいでしょうか。
いろいろな種類があり迷うところではありますが、おすすめは天井カセット型4方向吹き出しタイプの業務用エアコンです。
理由は、まず天井に埋め込むタイプであれば、風に直接あたる心配がなくなります。
4方向から吹き出して、部屋全体の温度を調整してくれるので、夏場など業務用エアコンで冷え過ぎて風邪をひいてしまう心配がなくなります。
そして、方向別に風を送ったり止めたりすることもできることも利点です。入居者によって寒がりの人がいたり、暑がりの人がいたとしても、人に合わせて風量を調整できます。
そして、欲しい機能としては、人感センサーです。
これは人がいる場所をセンサーでキャッチして、人数やその部屋の温度に合わせて自動的に温度制御をしてくれます。
人が少ないと感知したら、自動的に温度を下げ過ぎないようにするなど、人に配慮した機能となっております。
また空気清浄機能や加湿機能もあるとよいでしょう。
体が弱い人がいらっしゃいますので、空気中のホコリやダニなどを吸い取って綺麗な空気を保ってくれると、安心して生活できます。冬場は乾燥しやすく、喉を痛めたり肌がガサついたりすることもあるため、加湿機能があるとより心地よく過ごせます。
介護施設の業務用エアコンの買い替え時期
介護施設で利用している業務用エアコンは、どれぐらいの頻度で買い替えるとよいのでしょうか。
通常、業務用エアコンは8年から15年ほどの利用を経て、新しいものに買い替える方がほとんどです。
また、メーカーでは、補修用性能部品の保有期間を、生産終了時点から9年間と決まっております。
つまり、10年以上経過したものに関しては、故障しても修理する部品の在庫がない場合、必然的に買い替えになってしまいます。
そういったことを考えると、最大でも10年〜15年くらいには買い替えた方がよいでしょう。
また、先ほども述べましたが、介護施設は利用頻度が高い傾向があります。
そういったことも踏まえると、6~8年の間には切り替えることをおすすめいたします。
業務用エアコンは高い買い物となりますので、あまり高い頻度で変えることは難しいでしょう。
ただ、10年を目途に寿命がきやすくなるものであり、また業務用エアコン自体もかなりの進化を遂げています。
利用頻度が高い施設であれば、その寿命はもっと早く訪れるます。
壊れてから買い替えるのではなく、壊れる前に買い替えた方が中、長期でみると得策です。