業務用エアコンには事業主さまにとって、固定費と変動費の二つの側面を持っています。
どちらにしても、なるべく出費を押させたいものですが、今回は固定費の面に焦点を当てて、お話しようと思います。
まず、業務用エアコンの購入費用ですが、一番安い販売価格のものを買えば良いという訳では、当然ありません。
焼肉店なのにロースターの熱負荷計算がしてなかったり、高級感溢れるショップをコンセプトにしているのに業務用エアコンや冷媒配管が露出されていたり、どの現場でも故障しやすい、いつも修理に出している、部屋全体が冷えない(暖まらない)なんて業務用エアコンを選んだら最悪です。
業務用エアコン購入後の出費を抑えるために、選ぶポイントは何を押さえたら良いでしょうか。
電気代が掛からない?丈夫であること?性能が高いこと?などなど…、たくさんありそうです。
開店準備をしている事業主さまなら、もっと決めないといけないことは星の数ほどありそうなのに、業務用エアコンにこんなに頭を悩ませないといけないのか…なんて悲鳴が上がりそうですね。
ここでは簡単に下記の4つのポイントに重点を絞って、業務用エアコンを選ぶことを推奨します。
省エネタイプを採用するか否か 省エネタイプが必ずしも良いとは言い切れません。
例えば、営業時間10時間の内、2時間しか使用しないバックヤードや従業員休憩室では、初期費用と比べた時に費用対効果を比較すると費用の方が大きくなってしまいます。
また、店内だけでは分かりづらい室外機などの問題もあります。
使用する場所・時間などを考慮することが大切です。
トラブルにすぐに対応できる保証付き 例えば焼き肉屋さんで、夏に業務用エアコンが故障したなんて最悪です。
お客さまはエアコンの中で、キンキンに冷えたビールを期待して来店される方も多いでしょう。それが、1週間も続くなんてことがあれば、従業員さんも大変ですし、お店の評判にも関わります。
何かあった時に、すぐさま修理に駆けつけてくれるのか、取り付け工事後に業務用エアコンのクリーニングなども行ってくれる業者なのか等アフターサービスの確認は必要です。
業務用エアコンは購入するだけで終わりではない冷暖房器具です。
たくさんの業務用エアコンの台数がある場合や新築、リフォームに伴う内装工事がある場合は数日掛かる場合もあるでしょう。
業務用エアコンの商品代以外に工事費がいくら掛かり、工事日数がどれくらい必要なのか事前に見積もりしてもらうのも大切ですね。
業務用エアコンの気流が 空間に対して適切じゃないために、一部は熱地帯、一部は極寒地帯!というお話を耳にします。
一部はもうあったまっているのに、気流の行き届かない場所の為に部屋全体の空調温度を上げるため、さらに電気代が掛かることも!こういった無駄や温度ムラを省くためにも、少しの初期追加投資をして購入した方が、結果的に長期でみればお得になります。
ただ節約するだけが初期費用を抑えるということにはつながりません。
目には見えない部分ですが、かなり重要な会社の備品となる業務用エアコン。
見積もりをしっかり取ってもらい、後々のアフターケアの事も考え信頼できる業者さんを見つけることが、未来のコスト減へとつながります。