業務用エアコンを掃除する頻度ってどれくらいなの??
業務用エアコンは、ほぼ毎日稼働することになるでしょう。
夏場であれば冷房を、冬場は暖房が必須となり、なければ暑かったり寒かったりで業務が滞ります。
だから、時間を問わず、壊れてもらっては困ります。
そうならないため、定期的に掃除をすることをお薦めします。
でも、業務用エアコンって、どれぐらいの頻度で掃除すればよいのか、分かりにくいですよね。
こまめにやるには大変すぎる作業ですし、かと言ってあまり期間を空けすぎると、忘れてしまいそうです。
実は、掃除の頻度は、その使い方や業種によると言われております。
例えば、一般的なオフィスであれば、3~4年に一度でよいとされております。
壁に掛けるタイプや床に置くタイプならまだしも、天井に埋め込むものや、吊るすタイプは自分自身で掃除をすることはできません。
業者に依頼することになるので、費用もかかります。
そういったことを考えて、3~4年に一度程度でよいとされております。
ただ、もし喫煙者が多い場所に設置している場合は、2~3年が目安とされております。
タバコの煙を吸い込み、ラジエーター【熱交換器】は汚れやすくなります。
ラジエーター【熱交換器】が汚れると、アルミフィンに熱交換しにくくなりますので、早い頻度で分解クリーニング・掃除した方がよいでしょう。
飲食店については、厨房と店内を両方カバーしており、調理で排出された油分をたくさん含んだ空気で室内機が大変汚れやすくなっていますのできれば毎年クリーニングすることが理想的です。
実は洗剤いらず?業務用エアコンの掃除は自分でも簡単に出来る!?
業務用エアコンを掃除しようとすると、その作業の大変さからほとんどの人が業者に依頼しているのではないでしょうか。
でも、実は特殊な洗剤などはいらず、自分でも簡単にできる方法があります。
用意するのは、掃除機と、ブラシ、ホース、ドライヤーです。洗剤は不要です。
フィルターにたまったホコリは水で洗い流すだけで、十分に落ちるため必要ないのです。
手順は簡単です。まずはフィルターを取り外します。取り外し方は、それぞれ業務用エアコンによって異なるため、説明書などを確認しましょう。
そして、次に掃除機でホコリを吸い取ります。
利用する掃除機も特殊なものである必要はありません。
家庭用のものでできます。
可能であればノズルを変えて、ブラシタイプのものをつけましょう。
ハンディータイプの掃除機でも大丈夫です。
目に見えるホコリをとったら、ブラシで水洗いしましょう。フィルターを水に浸しながら、ブラシでゴシゴシと洗います。この時、あまり強くこすりすぎないようにしましょう。
あくまでも汚れを取り除く感覚で問題ありません。
汚れを十分に綺麗にしたら、次にドライヤーで乾かします。
この時にまだ付着しているホコリがあったら、取り除きましょう。
利用するドライヤーも家庭用のもので十分です。
最後に、タオルで水ぶきをした後、天日干しです。
半日ほど干したら、それで終わりです。
冬に多いカビ臭いあのニオイの原因は?
業務用エアコンで気になるのがニオイです。
どれだけ綺麗にしていても、起動するとカビ臭いにおいが充満してしまうことが多々あります。なぜ、このような臭いが発生するのか、その原因はカビです。
業務用エアコンは、室内の空気を吸いこんだ上で、空気を排出しております。
その時に、ホコリやタバコの煙なども一緒に吸いこんでおります。
実はラジエーター【熱交換器】の汚れとお部屋の空気が反応することにより、カビ臭いニオイを発生させてしまっているのです。
特に冬場は、夏に運転していた業務用エアコンが、秋口から初冬にかけていったん休止をして再開することになるためです。
その間にエアコン内部の水とホコリによってカビが繁殖し、よりニオイをきつくさせているのです。
カビは簡単に生えてしまうものなので、買ったばかりの業務用エアコンであってもすぐに悪臭を放つことがあるのです。
対策としては、定期的にクリーニングをするしかありません。
業者には、業務用洗剤があり、簡単に臭いの元を消すことができます。
もし臭いにお困りであれば、分解クリーニングの依頼した方が解決できる可能性が高いです。