現在販売されている業務用エアコンには、様々なものがあります。

 

自分が働いている職場や立ち寄った店舗に業務用エアコンが設置されているというケースは珍しくありません。

 

そんな、よく見かける業務用エアコンについてですが、家庭用のものとどのような点が違うのでしょうか？

 

意外とこの違いについて知られていないようですが、その違いについて説明します。

 

業務用エアコンと家庭用の大きな違いは、「冷暖房能力」です。

 

業務用エアコンと家庭用では、冷暖房能力が大きく異なります。

 

能力が大きいのが業務用エアコンで、能力が小さいのが家庭用です。

 

それから、違う点と言えば、電源が異なるというのもあまり知られていないようです。

 

家庭用の場合には、単相電源の100Vもしくは200Vを電源としています。

 

業務用エアコンの場合には、能力によっては単相の200Vの電源のものもありますが、ほとんどは、単相ではなく三相電源を使用します。

 

三相の200Vを使用するのが業務用エアコンです。

 

三相電源についてですが、こちらは一般家庭ではあまり使われていません。

 

業務用エアコンを事務所や店舗に設置する場合で、三相電源がないという場合には、別途電気工事が必要になりますし、電力会社との契約も必要になります。

 

ここまで、能力の違い、電源の違いという2つの違いについて説明をしましたが、業務用エアコンと家庭用の大きな違いはもう1つあります。

 

それは、種類、タイプの違いというものです。

 

家庭用の場合には、基本的に壁掛だけです。

 

壁に固定して設置するというタイプのものです。

 

業務用エアコンの場合には、もちろん壁掛形もありますが、それ以外にも天井カセット形、天井吊形、床置形など様々なタイプのものがあります。

 

業務用エアコンと家庭用では種類の多さが全く異なります。

 

業務用エアコンは、様々なタイプのものがあるので、それぞれの設置場所、設置環境によって最適なものを選ぶことが出来るようになっています。

 

ここまで、説明してきたのが大きな違いと言えるでしょう。

 

その他では、家庭用の場合には、家電量販店などで販売されていますが、業務用エアコンの場合には家電量販店では販売していないことが多いという違いもあります。

 

また、設置するための費用も異なります。

 

家庭用の場合には、標準工事費などがありますが、業務用エアコンの場合には、それぞれの設置場所や環境によって大きく変動するので、基本的に標準工事費というのはありません。

 

これから、業務用エアコンを販売業者から購入する予定があるという人は、この違いについて理解しておきましょう。