店舗や会社に業務用エアコンを設置する場合には、リースで導入するというケースが少なくありません。
業務用エアコンをリースで導入するという場合についてですが、メンテナンスは誰が行うのでしょうか?
まず、業務用エアコンをリースで導入する際の所有権について知っておきましょう。
リースの場合には、所有権は契約者ではなく、リース会社に所有権があります。
ただし、実際に業務用エアコンを使用するのは、リース会社ではなく、契約者になりますので、基本的にはメンテナンスを行うのは契約者自身となります。
リース契約の種類によっては、リース契約期間中に内部洗浄を行うものや、故障した場合の修理費を負担しなくても良いなどのものもあります。
原則としては、メンテナンス、保守点検というものは契約者が費用を負担して行うことになります。
業務用エアコンをリースで導入すれば終わりということではなく、リース期間中快適に使用するためには、このように必要なメンテナンス、保守点検を契約者が行わなければなりません。
覚えておくようにしましょう。
修理保証付きなどを契約している人が、勘違いしてしまうのが、修理保証付きであればどのような時でも修理費用の負担がないと考えてしまうことです。
フィルターを定期的に掃除していない、定期的なメンテナンス、保守点検を怠ったことが原因で故障した場合には、修理が有償になってしまうということもあるのです。
リース期間中に関しては、責任を持って管理をしなければなりません。
また、リースで導入する場合の保険料や固定資産税の支払いについてですが、これはリース会社の方で行ってくれます。
リースで導入する場合には、直接契約者が申告や納付をする必要はありませんが、その固定資産税の費用、保険料などについては毎月のリース代に含まれていると考えましょう。
直接支払う必要はありませんが、間接的には、その費用を契約者がすべて負担することになるのです。
よく、業務用エアコンをリースで導入するメリットとして、固定資産税を支払わなくてもよいというものがありますが、それは先ほど説明したように、直接支払う必要がないというだけです。
間接的にはその費用も契約者が負担することになるので、注意が必要です。
業務用エアコンのリース契約についてですが、どのような費用を負担するのか?
ということを必ず覚えておく必要があります。
それを知っておかないと後で苦労することになってしまいますよ。