業務用エアコンを販売業者から購入する際に、注意しておきたいのがその販売価格です。
家庭用などを購入する場合には、標準工事費がその販売価格の中に入っているというケースがほとんどです。
とくに、家電量販店で家庭用を購入する場合はほとんどがこのケースに該当するでしょう。
しかし、業務用エアコンの販売価格には、基本的に工事費用は含まれていません。
そもそも工事費用は事前にわかるものではありません。
それぞれの環境や状況によって、また設置する業務用エアコンのタイプによって工事費用は大きく異なるのです。
ですから、事前に業務用エアコンの販売価格に工事費用を含めるということが出来ません。
そもそもほとんどの業者は、このようにそれぞれの状況によって工事費用が異なるため、標準工事費を設けていません。
まず、この事実についてしっかりと理解しておきましょう。
業務用エアコンを購入する際に、工事費用も含まれていると思って購入してしまうという人もいるようですが、購入する前に必ず確認をしましょう。
現在ではほとんどのケースで、インターネットで購入をします。
インターネットで業務用エアコンを注文すると、自己都合によるキャンセル、交換などは対応してもらうことが出来ないというのがほとんどです。
ですから、業務用エアコンを確認する際には、必ずよく確認してから購入をするようにしましょう。
工事費用についてですが、さきほども書いたように事前に正確な金額を知ることは出来ません。
工事費用を知るためには、業者に見積りを依頼します。
業者は見積りの依頼を受けると現地調査と呼ばれる下見を行います。
そこで、室外機、室内機の設置場所の確認、冷暖房能力が適切であるか?
搬入経路の確認、必要な資材の確認、流用出来るものがあるかどうか?
などをすべてチェックします。
この下見にかかる時間は状況によって異なりますが、約30~60分で行われます。
この作業をしないと工事費用を正確に算出することは出来ないのです。
このことからも、業務用エアコンの販売価格に工事費用を含めることが出来ないということがよくわかるでしょう。
これから、店舗などに設置する業務用エアコンの購入をする予定があるという人は、販売業者のホームページなどで商品の価格をみたら、工事費用は含まれていないものであるということを理解しておきましょう。
忘れないようにしてください。