業務用エアコンについての話で、よく言われているのがシーズン前には必ず試運転を行いましょうということです。
シーズン前に試運転を行うことによって異常がないか?
修理が必要かどうか?
を判断するというのが目的ですが、どのように判断すればよいのでしょうか?
修理が必要かどうかのポイントについて解説します。
まず、冷風がしっかりと出ているかということを確認します。
業務用エアコンを運転してかしばらく経っても冷風が出ないという場合には、冷媒ガスが抜けてしまっているなどの可能性があります。
しばらく運転をして冷風がしっかりと出ているかチェックしてみましょう。
異音や異臭がしないかどうかもチェックが必要です。
異音がしている場合には、異物が挟まっているもしくは部品などが劣化しているという可能性があります。
また、異臭がする場合には内部のカビなどが原因となっている可能性があります。
そのまま運転を続けるのではなく内部の洗浄などを検討する必要があります。
カビや雑菌をそのままにしてしまうと、業務用エアコンを運転した時に、空気中にカビや雑菌を放出してしまうことになります。
衛生的にもよくありませんので、綺麗にしてから運転をするようにしましょう。
さらに、重要なチェックポイントとしては、エラーコードやランプなどが点滅していないかどうかということです。
エラーコードやランプの点滅などは、業務用エアコンにトラブルが発生している場合に起こります。
このような場合には、修理が必要になる可能性が高いので、そのようなものが出ていないかチェックしておきましょう。
チェックする際には、業務用エアコン本体部分と、リモコンの両方を確認するようにしましょう。
とくに、エラーコードはリモコンに表示されることが多いのでしっかりとチェックしてください。
それから、夏場になるとよく起こるのが水漏れです。
室内機から水がポタポタと落ちてくるというものです。
業務用エアコンを運転してみて、水漏れが起こっていないかどうかを確認しましょう。
万が一、水漏れが起きている場合には、すぐに業務用エアコンを停止して、修理業者に修理の依頼をするようにしてください。
そのまま使い続けるとどんどんと水が漏れるということになってしまいます。
水漏れの場合には、ゴミなどが詰まっている場合や、部品の故障などが考えられます。
自分で修理を行うというのは、難しいので早めに修理を依頼してください。