現在では、インターネットで簡単に安く業務用エアコンを購入することが出来るようになってきました。
そのため、インターネットで安く業務用エアコンを購入して、取り付け工事費用を節約するために自分で取り付けようと考えている人もいるようです。
たしかに、自分で取り付け工事が出来れば、取り付け工事費用はかからないということになります。
しかし、結論から言えば自分で取り付けるのはやめた方がよいでしょう。
まず、基本的に業務用エアコンの取り付け工事は1人では出来ません。
室外機を運ぶのにも最低2人必要になりますし、室内機を設置する際にも最低2人いないと設置するのが大変です。
業務用エアコンの取り付け工事になれているプロの業者でも、業務用エアコンの種類や能力にもよりますが、丸1日かかるような工事です。
はじめて業務用エアコンを設置するという人が簡単に行うことが出来るという作業ではありません。
取り付け工事の手順や方法がわからないまま適当に、設置をしてしまい万が一故障してしまったという場合でも、メーカーの保証は受けられません。
初期不良などではないためです。
作業に慣れていない人が取り付け工事を行うのは、時間がかかりますし、怪我などのトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。
さらに、仮に上手く設置をすることが出来ても、それで終わりではありません。
プロの業者であれば、ガスを開放するまえに、きちんと接続が出来ているか?
などを確認するために、気密試験や真空引きなどを行います。
この作業を行っておかないと、冷媒配管がきちんと接続できていない場合には、冷媒ガスを開放した瞬間に冷媒ガスが漏れてしまいます。
プロの業者であれば、この作業に必要な窒素ガスや真空ポンプを持っているでしょうが、自分でやる人がこのようなものを準備するというのは大変です。
それに、仮に準備することが出来たとしても一般の人は仕事で取り付け工事を行うわけではないので、無駄な費用がかかるだけになってしまいます。
業務用エアコンの場合には資格が必要な工事もあります。
電気工事です。
配線を接続する作業は誰でもやっていいというものではありません。
必ず資格所有者が行わなければなりません。
資格を持たない人が勝手にやってしまうと事故につながる恐れがあります。
このようなことからも、業務用エアコンの取り付け工事については、プロに任せるのがおすすめですよ。