業務用エアコンの取り付け工事において、よく聞かれるのが「現地調査をしなくても取り付け工事を依頼することは出来ますか?」というものです。
業務用エアコンの取り付け工事を依頼する人の中には、仕事が忙しい、散らかっているから、営業時間中はなるべく来てほしくないなど様々な理由で、現地調査に来てほしくないという人もいるようです。
現場の写真や設置場所などを、「メールで写真を送れば大丈夫ですか?
」などという人もいます。
まず、結論から言えば、現地調査を行わなければ取り付け工事をすることは出来ません。
写真を見るだけではすべての確認をすることが出来ません。
現地調査においては、設置場所の確認をすればそれで終わりということではありません。
既存の業務用エアコンがある場合にはその既存の業務用エアコンを確認する必要があります。
電気配線、冷媒配管、ドレンパイプなどの流用が可能であるかなども確認をしなければなりません。
搬入、搬出経路の確認、必要な能力がどのくらいか?
レッカー車などは必要か?
新規で取り付ける場合には、電源は確保されているか?
ブレーカーの位置はどこか?
必要な資材は何か?
など確認しなければならないことがたくさんあります。
また、その他に依頼者の希望の確認なども行う必要があります。
このような確認をするために、必ず現地調査を行っているのです。
この現地調査を行うことで正確な取り付け工事費用を算出することが出来るので、現地調査をしないで見積書の作成、取り付け工事を行うということは出来ません。
メールで写真などを送られたとしても、それはあくまでも参考にしかなりません。
現地調査をせずに、取り付け工事費用の見積りを作成してしまうと、後で追加費用などが発生してしまう可能性が高くなります。
ですから、依頼者にとっても、取り付け工事を行う業者にとってもデメリットしかありません。
現地調査については、状況などにもよりますが、基本的には30~60分以内で終了するのがほとんどです。
仕事などで忙しい、店の営業時間中だと困るなどの場合には、業者に相談すれば出来る限り時間の調節をしてくれます。
業務用エアコンの取り付け工事を業者に依頼するという場合には、まずは見積りの作成を依頼しましょう。
業者にもよりますが、見積りだけであれば、無料で行っているという業者がほとんどです。
ぜひ、利用してみましょう。