業務用エアコンで、気になるのが取り付け工事に、どのくらいの費用がかかるのか?
ということでしょう。
家庭用と異なり、業務用エアコンの場合には、基本料金が設定されていないというケースがほとんどです。
なぜ、基本料金が設定されていないのか?
というと、業務用エアコンの場合には、取り付ける業務用エアコンの種類や、必要な設備、資材、搬入出が人の手で行えるのかなどによって大きく異なるためです。
基本料金を設定してもそれに当てはまるケースが少ないので、意味がありません。
では、どうやって業務用エアコンの取り付け工事費用を出すのかということですが、施工を行う前に、現地調査と呼ばれるものを行います。
この現地調査では、施工担当者が実際に施工を行う場所を確認して、業務用エアコンの設置場所に問題がないか?
必要な資材、設備の確認、冷媒配管や電気配線が利用できるのか?
搬入出を行うための経路の確認、クレーンが必要かどうか?
などを確認していきます。
このように、実際に設置を行う場所をしっかりと調査することで、正確な取り付け工事費用が算出されるのです。
現地調査の結果、ビルの屋上などに設置するなどになると、クレーンなどを使用する必要性が出てきます。
そうなると、その分の費用がかかりますので、工事費用は高くなります。
また、既存の業務用エアコンがあるという場合には、その既存の業務用エアコンの撤去費用もかかります。
電気設備についてですが、既存の業務用エアコンがありそのまま電源を使用することが出来るという場合であれば問題ありませんが、新規で導入する場合などで、電源が確保されていないという場合には、電気工事が必要になります。
電気工事が必要になると、その分設置工事にかかる費用は高くなります。
このように、業務用エアコンを取り付けると言っても、設置する場所の状況によって、取り付け工事費用は大きく異なるのです。
業務用エアコンを設置したいという場合には、まずは業者に見積依頼をして、現地調査をしてもらい正確な見積金額を出してもらうようにしましょう。
現地調査が終了すると正式な取り付け工事費用が出るので、その価格を見て、取り付け工事を依頼するかどうかを判断しましょう。
業者に見積依頼をする際には、1社だけだとその工事費が安いのか?
それとも高いのか?
が判断しづらいと思います。
そんな時には、複数の業者に依頼するとそれぞれの価格を比較することが出来るので、おすすめですよ。