業務用エアコンの取り付け工事を依頼する際に、知っておきたいのが撤去についてです。
新しく業務用エアコンを設置するという人には、関係のない話になってしまいますが、既存の物と入れ替えるという場合には、ぜひ、業務用エアコンの撤去について知っておきましょう。
撤去について知っておきたいことがいくつかあります。
まず、既存の業務用エアコンを撤去した後どうするのか?
ということです。
単純に新しい業務用エアコンと入れ替えるという場合には、それほど大きな問題にはなりません。
しかし、設置する場所を変更するというケースも出てくるでしょう。
設置されている台数が多いのが、天井カセット形です。
このタイプは、室内機を天井に埋め込んでいるので、それを取り外すとその天井部分に穴が空いてしまいます。
入れ替えの場合には、その穴をそのまま塞げますし、化粧パネルなどを使用して隠すことが出来ます。
しかし、入れ替えではないという場合、そのままでは穴を隠せません。
天井材を使って補修をするというのが一般的です。
天井材としてよく知られているのは、「ジプトーン」です。
これは、石膏ボードです。
オフィスをはじめ、多くの店舗で使われています。
このジプトーンは貼るだけで、その他にクロス(壁紙)を貼る必要もないので、人気があります。
また、価格も安価なため多くの場所で使われています。
天井材を使って補修をするだけで済めばよいのですが、天井の作りによっては、ジプトーンで対応することが出来ないという場合もあります。
天井にクロスが貼ってあるという場合には、石膏ボードなどで補修した後に、クロスを貼ることになります。
業務用エアコンを撤去した後についてですが、このようにどのような形で補修をするのか?
ということも考えておかなければなりません。
天井材や石膏ボードを貼る必要があるという場合には、大工さんなどにお願いをして補修をしてもらうことになります。
また、クロスが必要になるという場合には、クロス屋さん(内装業者さん)にお願いをするということもあります。
業務用エアコンを撤去する場合については、業務用エアコンの専門業者だけで補修をすることが出来るという場合と、そうでない場合があるということを知っておきましょう。
必要に応じて大工さんやクロス屋さんにもお願いをしなければならないのです。
その場合には、その費用の見積もりを依頼するようにしなければなりません。
業務用エアコンは撤去すればそれで終わりというものではないので、しっかりとその点についても考えておきましょう。