業務用エアコンの取り付け工事にかかる工事費用は、それぞれのケースによって異なると言われています。

 

設置する台数、業務用エアコンの能力、タイプ、設置する環境などによって費用は大きく異なります。

 

では、業務用エアコンの取り付け工事で費用が高くなってしまうのは、いったいどのようなケースなのでしょうか？

 

業務用エアコンの取り付け工事で、費用が高くなるケースとしては、レッカー車が必要になる場合などが挙げられます。

 

ビルの屋上やその他の高い場所に設置するという場合には、クレーンのついたレッカー車が必要になります。

 

業務用エアコンの室外機の重さは機種やメーカーなどによっても異なりますが、100ｋｇになるものも少なくありません。

 

とても重たいのが特徴です。

 

そのような物を人力で運ぶのは、かなり大変ですし、時間がかかります。

 

このような場合には、さきほど説明したように、クレーンを使って設置を行います。

 

通常このクレーン付きのレッカー車を所有しているところは少なく、レンタルなどで借りてくるケースがほとんどです。

 

また、クレーン作業を行うためのスペースがないという場合には、道路の使用許可などを申請する必要があります。

 

このような作業が含まれると、業務用エアコンの取り付け工事費用は高くなります。

 

また、工事にかかる日数が長くなるということもあります。

 

他にもビルなどでよくあるのが、エレベーターを使用することが出来るかどうか？

 

ということです。

 

エレベーターを使用することが可能であれば、傷が付かないように養生をして運ぶことが出来ますが、使用することが出来ない場合には、上の階まで運ばなければなりません。

 

室外機などは重いため、1人で運ぶことは出来ません。

 

このような場合には、人手が必要になるので、その分どうしても費用が高くなってしまうことになります。

 

業務用エアコンの取り付け工事において、実際にどのくらいの費用がかかるのかは、見積りを作成する際に、現地調査が行われるので、その現地調査に基づいて正式な取り付け工事にかかる費用が決定するのです。

 

ビルなどに業務用エアコンの設置を検討しているという場合には、どのようなケースで、取り付け工事費用が高くなってしまうのか？

 

ということを理解しておきましょう。

 

事前に理解しておけば資金を準備しておくのにも役立ちます。

 

業務用エアコンの取り付け工事にかかる費用は、ケースによって大きく異なるのです。