業務用エアコンの取り付け工事を業者に依頼する場合、知っておきたいことがあります。
それは、新規で取り付け工事を行う場合と、既存の業務用エアコンがある場合では取り付け工事費用が大きく異なるということです。
また、既存の業務用エアコンを撤去してもらう際についてですが、様々な費用がかかるということを知っておきましょう。
既存の業務用エアコンを撤去する場合には、法律に基づいて冷媒ガスを全部回収する必要があります。
この冷媒ガスの回収については専用の回収機と回収するためのボンベを使用します。
回収する量は、それぞれの業務用エアコンによって異なります。
通常であれば、約3~4kg含まれています。
まず、この冷媒ガスを回収するのに費用がかかります。
基本的にはkgいくらという形で請求を行います。
回収する冷媒ガスが増えれば、増えるほど費用が高くなるということです。
さらに、冷媒ガスについてですが、冷媒ガスを回収したまま終わりではありません。
この回収した冷媒ガスについては、破壊処理を行うのが一般的です。
破壊処理をするためには、専門のところに回収した冷媒ガスを引き渡して、確実に破壊処理をしてもらいます。
この破壊処理についても費用がかかります。
回収の時と同じように、基本的にはkgあたりいくらという形で費用が請求されます。
その他に、既存の業務用エアコンの本体の処分費用がかかります。
これは、冷媒ガスを回収した後の業務用エアコン本体のみの処分費用です。
こちらも、確実な方法で処分をすることになるので、処分費用がかかります。
現在既存の業務用エアコンを使用していて、これから業者に入れ替え工事を依頼したいと考えている人は、業者から見積りを貰うとさきほどあげたような項目が入っていると思います。
通常は、内訳でどのようなことに、どのくらいの費用がかかるのか?
が記載されています。
既存の業務用エアコンを撤去してもらう際には、色々なものに費用がかかるということを知っておきましょう。
冷媒ガスについては、法律に基づいて行います。
そのため、回収費用、破壊費用がもったいないなどといって、みだりに放出すると法律違反となり、処罰をうけることになります。
絶対にそのようなことはしてはいけません。
必ず、法律に基づいて処分をするようにしましょう。
ぜひ、既存の業務用エアコンがある場合には、知っておきましょう。