業務用エアコンの取り付け工事についてですが、室外機の設置はとくに重要になります。
一般的には、業務用エアコンの室内機の方に、目が行ってしまいがちですが室外機の設置はとくに重要です。
業務用エアコンの室外機は、通常屋外に設置します。
そのため、様々な対策を行わなければなりません。
ただ、設置すればよいというものではありません。
室外機を設置する際に、おすすめなのがスライドブロックです。
これは、コンクリート製のブロックで、この上に室外機を乗せて、ポルトとナット、ワッシャーを使って固定します。
なぜ、このスライドブロックがおすすめなのかということですが、スライドブロックに乗せることで、雨などの際に浸水してしまうのを防げます。
室外機の内部に大量に水が入れば故障してしまいます。
室外機を地面に直接置いてしまうと、このように浸水のリスクがあるのです。
また、コンクリートブロックは重量があるので、これに乗せることによって室外機が転倒してしまうというリスクを下げられます。
もちろんコンクリートブロックに乗せただけでは十分な転倒防止策にはなりませんが、コンクリートブロックに乗せたうえで、壁などに固定すれば、しっかりとした転倒防止策を講じることが出来ます。
室外機は、とても重量があるため、コンクリート製のものでないとその重量に耐えることが出来ません。
家庭用の架台では、プラスチック製の架台などが使われることが多いですが業務用エアコンの室外機は、重量があるためプラスチック製のものでは耐えられません。
すぐに割れてしまいます。
プラスチック製のものとコンクリート製のものでは、コンクリート製のものの方が費用はかかりますが、安全性、故障するリスクを考えれば、絶対にコンクリート製のスライドブロックがおすすめです。
また、スライドブロックを使用する際には、防振ゴムも一緒に設置するとよいでしょう。
この防振ゴムは振動による音を吸収してくれるので、騒音の低下に役立ちます。
近隣に住宅やその他の建物があるという場合には、防振ゴムを使用する方がよいでしょう。
ほとんどの業者では、室外機を設置する際に、スライドブロック、防振ゴムを使用しますが、使用しないという場合もあります。
もしも、心配であれば業者に事前に確認しておくようにするとよいでしょう。
業務用エアコンの取り付け工事では、室外機の設置は非常に重要なのです。