業務用エアコンの取り付け工事が実際に行われるまでの流れについて説明します。
家庭用であれば、家電量販店で購入して、工事日を決めてその日に取り付けてもらうという流れになります。
事前に業者が現場を下見するということは、あまりありません。
また、家電量販店の場合だと標準工事費が設定されているので、配管の長さや開ける穴の数などにも制約があります。
業務用エアコンの取り付け工事を依頼したいという場合には、まず業者に問い合わせを行います。
電話やFAX、メールなどで問い合わせるというのが一般的です。
問い合わせをした後は、依頼者の都合のいい時間帯、曜日などを確認して、現場調査の日程を決めます。
ここが家庭用の場合と大きく異なる点です。
業務用エアコンの取り付け工事を行うには、必ず現場調査と言って、現場を下見する必要があるのです。
この現場調査は、単純に業務用エアコンの設置場所を確認するというだけではありません。
搬入、搬出経路を確認、必要な物の確認、既存の電源や既存の冷媒配管、電気配線、ドレンパイプなどがある場合にはそれが流用可能であるか?
も確認します。
その他、必要になるものがあるかどうかや依頼者の要望をしっかりとお聞きします。
現場調査の結果を踏まえて正規の見積書を作成します。
作成した見積書を依頼者にご提示させて頂き、内容や金額をチェックしてもらいます。
ご提示させて頂いた内容に問題がない、金額にもご納得頂ければ正式に契約をします。
契約が完了したら、実際に業務用エアコンの取り付け工事を行う日程を決めます。
店舗やオフィスに設置する場合には、営業時間などや定休日なども考慮しながら日程を決めます。
日程が決まったら、その日程にあわせて業務用エアコンの取り付け工事を実際に行います。
取り付け工事後は、しっかりと試運転を行い、設置した業務用エアコンに問題がないかどうかを依頼者と一緒にチェックして問題がなければそのままお引渡しという流れになります。
お問い合わせを頂いてから実際に、業務用エアコンの取り付け工事を行うまでの期間についてですが、約1~2週間程度かかるのが一般的です。
繁忙期になるとそれ以上の日数がかかってしまうことになるので、業務用エアコンの取り付け工事を依頼するという場合には、ぜひ早めにご連絡を頂けると幸いです。
これから、業務用エアコンの導入を考えている人は、覚えておきましょう。