会社やお店に設置している業務用エアコンが故障してしまったという場合、出来るだけ迅速に修理業者に修理の依頼をしたいところです。
しかし、修理が困難になってしまうケースがあります。
業務用エアコンの修理で修理が困難となってしまうのは、どのようなケースなのでしょうか?
最も多いのが、業務用エアコンの形式が古く、修理するための部品をメーカーなどから確保することが出来ないというケースです。
メーカーでは、一定の保有期間を過ぎると、修理に必要な部品を保管しておく義務がないので、確保するのが難しくなります。
このような場合には、修理用の部品が入手することが出来ずに、修理が困難となることがあります。
代用品などがあれば、修理できる可能性もありますが、そうでなければ買い替えるなど他の選択肢を選択する必要があります。
冷媒ガス漏れも業務用エアコンの修理の依頼の中で、多いものですがこちらも今後、修理が難しくなる可能性があります。
それは、R22という冷媒ガスを使用している場合です。
ご存知の人もいるかもしれませんが、この冷媒ガスについては2020年に、実質的に全廃となります。
そのため、このガスを充填しようとしても確保するのが難しくなってしまうという可能性があります。
今後は、この冷媒ガスの修理というものがより困難となりそうです。
故障のダメージが大きい、故障箇所が多いという場合も修理が困難となる場合があります。
これは技術的な問題もそうですが、費用的な面で困難と言えるでしょう。
修理費用が高額になってしまう可能性があるためです。
10年以上使用しているような業務用エアコンに高額な修理費用をかけて修理をするというのは、得策ではありません。
仮に、修理をすることが出来たとしても他の部分で故障が発生するという可能性が高いですし、寿命も近いので、修理が適切とは言えないでしょう。
もちろん、修理費用がそれほど高くないのであれば、買い替えよりもコストが安いので、修理を優先させるべきですが、あまりにも修理費用が高額になるという場合には、修理よりも買い替えを検討するのがよいでしょう。
このように、業務用エアコンの修理と言っても絶対に修理で直るというものではありません。
修理が困難な場合もありますし、費用面で、修理よりも新しいものにした方がよいというケースもあります。
業務用エアコンの修理を依頼する際には、よく考えてから、依頼をしましょう。
また、修理が出来ない場合にどうするかも事前に考えておくとよいでしょう。