業務用エアコンをリースで導入し、途中で不要となってしまった場合、「途中で解約できるのか？」が気になります。

結論から言えば、業務用エアコンのリース契約では、自己都合による中途解約は認められていません。

ただし、次のような条件で自己都合による中途解約が可能となる場合があります。

・リースで導入した物件を契約者の負担でリース会社に返却する

・違約金を支払う

・残りのリース残高を一括で支払う

 

すでに、解説したように原則、自己都合による中途解約は不可となっています。

しかし、どうしても自己都合で中途解約したい場合には、上記のような条件で中途解約が認められることになるでしょう。

ただし、はっきり言って金銭的な面で大きな負担となるため、できる限り自己都合による中途解約は避けなければなりません。

 

まず、大きな問題は違約金が発生するということです。

通常のリース契約であれば、必要のない費用ですが、自己都合による中途解約の場合には違約金が必要となります。

それから、さらに大きな問題は残りのリース料を全額すぐに一括で支払わなければならないことです。

業務用エアコンのリース契約は、毎月一定のリース料を支払うことで長期間貸してもらうことができるというのが大きな魅力。

月々の負担がわずかで済むこと、初期費用がかからないなどのメリットがあります。

しかし、中途解約の場合には残りのリース料を全額一括で精算しなければなりません。

つまり、残りの残額がどのくらいであるかにもよりますが、まとまった資金が必要となるのです。

 

これは、契約者にとって非常に大きな負担となるでしょう。

ですから、次のような人にはリース契約は不向きです。

・長期ではなく短期的な利用を検討している人

・移転する契約がある人

 

短期的な契約を希望するのであれば、リースではなくレンタルの方がよいでしょう。

それから、オフィス・店舗などで数年後に移転する予定があるという場合もよく検討するべきと言えます。

業務用エアコンのリースは、たしかに多くのメリットがあるのですが、途中で解約できない点に注意が必要です。

また、自己都合による中途解約では金銭的に大きな負担となってしまうことを覚えておきましょう。

 

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