・業務用エアコンのリース契約について
業務用エアコンの導入に当たって、新品を購入するか中古を購入するか、買うのかリースにするのか、いろいろ選択肢があると思います。
一概にどれがいいと言い切ることができない場合もありますし、状況はそれぞれ異なります。
新品が欲しいと思っても、もちろん予算がなければ購入できませんし、リース契約を行うにあたっても考えるべき点があります。
ここでは業務用エアコンのリース契約について掘り下げていきます。
リース契約とは
業務用エアコンのリース契約は、どのメーカーで機器を購入して保守メンテナンス契約を結ぶのか、どの会社を通して購入するのかによって変わってきます。
ここでは有名なメーカーのケースを取り上げてみます。
一般的にリースというのは、すでにその会社が持っている物品の中から選んで提供することが多いのですが、場合によってはお客さんの側が物品を選んで、それでリース契約を結ぶこともできます。
とりわけ業務用エアコンの場合、店舗やオフィスの規模や人の出入りによって必要な機器やふさわしい機器が変わってきます。
ふさわしいものを選定することができて、その機器でリース契約を結べるなら大変便利です。
必要とする機器に対して、自分たちで購入のための資金を調達しなくても、リース会社がその機器を購入してくれて、それを長期間賃貸という形で契約します。
その賃貸契約中には、購入代金だけではなく、金利、保険料、諸税などの支払いも発生します。
リース契約に見いだせる利点とは
業務用エアコンをリースで導入することにはどんなメリットがあるのでしょうか。
リース契約によって、ふさわしいタイミングで最新の機器を導入できるというメリットがあります。
一般的に業務用エアコンは短いサイクルで機器を変更する必要はありませんし、少しの期間使うとすぐに新製品が出て能力的に見劣りしてしまうということはありませんが、次に機器を入れ替えたいと思う時期を見越して契約を結んでおくことができます。
そうすれば、その時期に再び新製品を導入できるという喜びがあります。
最新の技術が盛り込まれた、綺麗で新しい製品を設備として使用することができます。
設備の面だけではなく、会計上のメリットもありますので、詳しく調べて比較してみるとよいです。
財務面からリース契約を分析してみる
財務面から見ても、業務用エアコンをリースで利用することにはメリットがあります。
新品を導入するために銀行などの金融機関から借り入れることもできます。
しかしリース契約によってリース会社に購入してもらうことによって、金融機関の借入枠をそのまま温存しておくことができます。
そうすることで、会社の資金調達力を減らすことなく設備投資ができます。
業務用エアコンをリースで利用することで、資金を効率的に運用できます。
リースによって一度に多額の購入資金が不要になりますので、資金の固定化を防ぐことができます。
事務的な計算の面でも、業務用エアコンを新規購入する場合に比べると、毎月のリース料を支払うほうが事務負担は少なくなります。
その他、リース契約は基本的に固定の月額なので、銀行から借り入れる場合と比べると、金利変動リスクをなくすことができます。
双方にとってメリットのある契約かどうか
業務用エアコンをリースで利用することにはメリットもありますし、最終的に支払う金額が自社購入の場合と比べて高くなるというデメリットもあります。
業務用エアコンの導入に際して、最適と思われる方法を選択してください。
リース契約は、それを扱っている会社側にとってもよい方式です。
初期費用を抑えたいと思っている会社や店舗に対して販売促進が見込まれますので、新規開拓につながりやすいです。
リースには契約期間が定められているため、その期間の収益を計算しやすくなります。
これらは相手側の都合なのですが、双方にとって良い仕方でビジネスパートナーとして歩むことができるなら最高です。
まずはリース契約に関係することを担当者に確認するとともに、積極的に情報の収集にも努めて、良い判断ができるようにしてください。