業務用エアコンのリース契約について、わからない点は色々あると思いますが、多くの人がわからないというのが、固定資産税についてでしょう。
業務用エアコンを購入した場合であれば、購入者が固定資産税を支払うことになります。
では、リース契約の場合にはどうなるのでしょうか?
結論から言えば、リース会社が固定資産税を支払うことになります。
この部分だけを切り取ると、固定資産税を支払わなくて済むから、購入するよりもリースで導入する方が、圧倒的にお得なのではないか?
と思ってしまうでしょう。
しかし、それは大きな間違いです。
たしかに、固定資産税を直接支払うことになるのはリース会社ですが、その固定資産税の支払いを契約者が免除されているわけではありません。
毎月のリース代の中にしっかりと組み込まれて徴収されています。
ですから、直接固定資産税を支払っているわけではありませんが、間接的には結局支払っているということになるのです。
ただ、固定資産税について良い点もあります。
それは、いちいち固定資産税を計算しなくてもよいということです。
業務用エアコンをクレジットや現金で購入した場合には、固定資産税を自分で計算して申告、納税しなければなりません。
しかし、リース契約であれば自分でしなくてもよいのです。
リース会社の方でやってくれるからです。
そういう意味では事務作業の負担が減るというのが良い点として挙げられます。
業務用エアコンの固定資産税についてですが、これは購入しようと、リース契約であろうと設置していれば支払うことになるということをよく理解しておくようにしましょう。
リース契約だとリース会社が支払うので、固定資産税が免除されたと勘違いしている人もいるかもしれませんが、そのようなことはありません。
毎月のリース代の中に必ず含まれているということを知っておくようにしましょう。
固定資産税の複雑な計算などが面倒くさいと考えているのであれば、リース契約の方がよいでしょう。
複雑な計算をする必要がないからです。
ただし、固定資産税のことだけ、購入するのと、リース契約するのとどちらが良いのかということは、一概に言えません。
それぞれに良い点と悪い点があるからです。
どちらにするかは、固定資産税のことだけでなく、そのような良い点と悪い点もしっかりと確認してから決めるようにすることをおすすめします。