業務用エアコンを店舗やオフィスに導入するという場合、いくつかの方法があります。
その方法とは、リース、レンタル、そして新規購入の3つです。
この3つの方法にはそれぞれどんな違いがあるのでしょうか?
その違いについて解説します。
まず、大きく異なるのが、「初期費用」です。
初期費用とは、業務用エアコンを導入する際に最初にかかるお金のことです。
機器代金や工事費などがこれにあたります。
リースの場合には、初期費用がかからないというのを売りにしています。
レンタルの場合には、初期費用として保証金と工事費、レンタル料金が必要となります。
新規で購入するという場合には、業務用エアコンの機器代金と取り付けるための工事費を負担する必要があります。
つまり、初期費用が最も少なくて済むのは、リースでの導入になります。
次に、異なる点として挙げられるのが、「所有権」です。
この3つの方法の所有権について確認してみましょう。
まず、リースの場合の所有権は誰にあるのでしょうか?
リースの場合の所有権は、リース会社にあります。
レンタルの場合も同じで、所有権はレンタル会社にあります。
新規で購入した場合の所有権は、購入者にあります。
ただし、クレジットカードで分割購入した場合には、その代金が全て支払われるまでは、事実上クレジットカード会社に所有権があるということになりますので、注意しましょう。
さらに、リースとレンタルで大きく異なる点として知っておいて欲しいのが、「中途解約」についてです。
リースで導入するという場合には、基本的に中途解約をすることは出来ません。
どうしても、中途解約をしたいという場合には、残りのリース代を全て支払う、違約金が発生した場合にはその違約金も支払うことで解約することが出来る場合もあります。
レンタルの場合には、基本的にいつでも中途解約をすることが可能です。
このように、中途解約が出来るかどうかにも大きな違いがあります。
他の点での違いについてですが、「契約方法・審査」についての違いもあります。
リースの場合には、リース会社による審査があります。
この審査を通過しないと契約をすることが出来ません。
レンタルの場合には、一般的に保証人が必要になります。
この点についても、違いがあります。
このように、業務用エアコンを導入する方法には、リース、レンタル、購入がありますが、それぞれの違いというものを理解しておく必要がありますよ。