「業務用エアコンにおける耐用年数って何?」
「耐久年数と耐用年数は何が違うの?」
とお考えの方はいらっしゃいませんか。
耐用年数について知っておくのは、業務用エアコンを選ぶ際に重要です。
そこで今回は、業務用エアコンの耐用年数について解説します。
□そもそも耐用年数とは
耐用年数とは、建物や車、備品、土地など持っているだけで価値があるものに対して法律によって定められた「価値が残る期間」です。
もちろん、業務用エアコンを持っているだけで価値があるものに属します。
このように、持っているだけで価値があるもののことを固定資産と呼びます。
つまり、耐用年数と固定資産は密接な関係があることがわかるでしょう。
固定資産は、明確に定義されているものの、耐用年数が1年以上で購入する際にかかる費用が20万円以上のものという理解で十分です。
例えば100万円の費用で耐用年数5年の機械を買ったとしましょう。
その機械は1年使うごとに20万円ずつ価値が下がり、購入から5年後に価値がなくなるというわけです。
価値が下がる割合は、物によって変わる場合もあるため、固定資産となりうるものを購入する際は確認しておきましょう。
耐用年数を超えてしまった場合でも十分にエアコンが作動する場合もあります。
逆もしかりで、耐用年数の間にエアコンが故障する場合も考えられます。
建物などでよく聞く、耐久年数と混同しないようにしましょう。
□業務用エアコンの耐用年数
*業務用エアコンは3種類の耐用年数に分類される
1つ目は、業務用エアコンが建物に付属する冷房や暖房、換気をするための設備として扱われる場合です。
この条件に該当する業務用エアコンの耐用年数は15年と定められています。
2つ目は、1つ目の条件を満たす業務用エアコンの中でも、冷凍機の出力が22キロワット以下に当たるものです。
この条件を満たす業務用エアコンの耐用年数は13年と定められています。
この2つの条件に共通する部分は、明らかに業務用エアコンが建物の一部としてみなされていることです。
業務用エアコンの中でも、建物を建築する段階で配管などの工事を必要とする種類のものが建物の一部としてみなされます。
つまり、建物の建築後は取り付けられない業務用エアコンが、耐用年数が長く定められているということです。
3つ目は、業務用エアコンが建物の一部としてではなく、単なる器具として扱われる場合です。
1つ目や2つ目とは反対に、建物が完成した後でも取り付けられる種類の業務用エアコンがこの条件に該当します。
例として、天井に埋め込むタイプや床に置くタイプの業務用エアコンが挙げられます。
この条件を満たす業務用エアコンの耐用年数は6年と定められています。
□まとめ
今回は、業務用エアコンの耐用年数について解説しました。
業務用エアコンを選ぶ際は、耐用年数についても検討してみてはいかがですか。
当社は熟練技術者をそろえた創業20年の業務用エアコン業者です。
様々なメーカー、機種の業務用エアコンを取り揃えており、リースや機種提案、アフターサービスも行っています。