現在、販売されている業務用エアコンは、昔の業務用エアコンと比較するとかなりの省エネになっています。
そんな現在の業務用エアコンですが、どのメーカー、どの機種でもほとんどのものが省エネ性に優れているのですが、省エネにも2つのタイプがあります。
「標準省エネ」と「超省エネ」の2つのタイプです。
標準省エネとは、グリーン購入法で決められた基準をクリアしているもののことです。
超省エネとは、2015年の省エネ基準値をクリアしているもののことです。
どちらも同じようなものなのでは?どちらでもよいのでは?と考えてしまう人も多いでしょうが、実はいくつかの違いがあります。
大きな違いとしては、「消費電力の違い」が挙げられます。
超省エネという名称からもわかるように、省エネよりも超省エネの方が消費電力は低くなっているのです。
また、価格にも大きな差があります。
超省エネモデルの方が標準省エネモデルも高くなっています。
メーカー、機種によっても異なりますが機器代の差が10万円以上ということもあるのです。
各メーカーで販売されている業務用エアコンを少し紹介してみましょう。
ダイキンの場合には、超省エネモデルが、「FIVE STAR ZEAS」、標準省エネモデルが「ECO ZEAS」。
三菱電機の場合には、超省エネモデルが、「スリムZR」、「スリムER」などがあります。
日立の場合には、超省エネモデルが、「省エネの達人プレミアム」、標準省エネモデルが「省エネの達人」。
このように各メーカーでは、超省エネモデル、標準省エネモデルの業務用エアコンが販売されています。
どちらのモデルがオススメなのかについては、それぞれの状況によって大きく異なります。
超省エネモデルの業務用エアコンがオススメなのは、年間を通して業務用エアコンを使うという場合です。
例えば、24時間営業のお店、施設等には、標準省エネモデルよりも超省エネモデルの方がよいでしょう。
消費電力の違いという点からも、約10%は電気代を安く済ませることができると考えられます。
使用する期間が長い、使用する時間が長いのであれば、超省エネモデルがオススメです。
反対に、それほど業務用エアコンを使わない、例えば、夏だけ、あるいは夏と冬だけなどの場合には、標準省エネモデルがよいでしょう。
超省エネモデルは、標準省エネモデルよりも本体価格が高いので、その点を考慮すると、費用の無駄になってしまう可能性があります。
超省エネモデルはたしかに、消費電力が低いですが、本体コストも考えると必ずしも最適とは言えないのです。
業務用エアコンの使用頻度や状況等を考慮しながら、どちらにするか決めるようにしましょう。
標準省エネモデルと超省エネモデルのどちらがよいのかわからないという場合には、新空調にお気軽にご相談くださいませ。
お客様の状況をヒアリング、場合によっては現地調査をさせていただき、最適な業務用エアコンをご提案させていただきます。
失敗しない業務用エアコン選びなら、新空調がオススメです。