業務用エアコンを販売している業者のホームページやメーカーのホームページなどを見てみると、「ツイン」、「同時ツイン」、「トリプル」などという言葉が飛び交っている場合があります。
業務用エアコンに詳しい人であれば、違和感なく見られるでしょうが、あまり詳しくない人からすると、何が違うのだろう?
と疑問に感じることでしょう。
一般的に、業務用エアコンは室内機が1台と室外機が1台の組み合わせになっています。
別の呼び方では、シングルとも呼ばれます。
ツインというものについてですが、これは室内機が2台と室外機が1台という組み合わせになっています。
ツインには2つの種類があります。
同時ツインと個別ツインというものです。
同時ツインとは、2台の室内機を同時に運転、もしくは停止させることが出来るというものです。
同時運転の場合には、リモコンは1つで対応出来ますが、個別の場合には、室内機の分だけリモコンがそれぞれ必要になります。
これに対して、個別ツインとは、2台の室内機をそれぞれ運転、停止させることが出来るもののことを言います。
簡単に言えば、一緒に動かせるか、そうでないかということです。
トリプルという言葉もよく聞くと思いますが、これは、室内機が3台と室外機が1台という組み合わせです。
これも同時と個別があります。
他に、ビルなどや広いフロアに設置する際によく聞かれるのが、ダブルツインというものです。
このダブルツインとは、室内機が4台と室外機が1台という組み合わせのことです。
そして、このダブルツインにも同時と個別というものがあります。
シングル、ダブル、トリプル、ダブルツインなどと呼ばれますが、基本的には室内機のことを言っているという風に考えるとわかりやすいでしょう。
室外機が何台もあると設置する場所が足らなくなってしまうということがあります。
しかし、このようなものを使えば、室外機は1台のままで室内機を複数の場所に設置することが出来るので便利です。
ビルなどで1つのフロアに複数の業務用エアコンを設置する必要があるという場合などには、このようなツイン、トリプル、ダブルツインなどを上手く組み合わせてみると良いでしょう。
組み合せなどについては、専門の業者に相談してみると、色々とアドバイスをしてくれます。
これから、業務用エアコンの導入を検討している人は、このような物があるということも知っておきましょう。