最近では、DIYなどが人気で、ホームセンターなどで工具を買い求める人も少なくないようです。
業務用エアコンの取り付け工事費用はケースによって様々ですが、少なくても取り付け工事費として10万円以上はかかります。
そのため、インターネットで業務用エアコン本体だけを購入して、自分で取り付けをしようと考えている人もいるようです。
まず、業務用エアコンを自分で取り付けることが出来るのでしょうか?
結論から言えば、出来ません!業務用エアコンを取り付けた経験があるという人であれば、話は別ですがインターネットなどで調べた知識だけで設置をしようとするのは、危険です。
業務用エアコンには、電気配線などを接続する工程も含まれています。
その場合には、資格保有者が行わなければなりません。
勝手につないでしまったり、間違った方法で接続してしまうと、機器の故障や重大な事故につながってしまう恐れもあります。
また、業務用エアコンの室内機はともかく、室外機は重量が100㎏近くあるものがほとんどです。
このようなものを動かすだけでも大変ですので、1人で作業を行うことはほとんど不可能と言えるでしょう。
さらに、家庭用のものと違い工具だけでなく様々な機器なども必要になります。
冷媒管などを接続した後には、耐圧試験や気密試験、さらに真空引きなどを行う必要があります。
これらのことを行わなければ、後で冷媒ガスを開放した際に、冷媒ガスが漏れてしまうなどということになりかねません。
たしかに、専門の業者に業務用エアコンの取り付け工事を依頼すると、費用がかかりますが、自分で工事をする手間や安全性などのことを考えると、絶対に自分でやるよりも専門の業者に依頼して取り付けてもらった方が良いでしょう。
自分でよくわからないまま工事をしてしまって、機器を損傷させてしまえば、それこそ大きな損害になってしまいます。
業務用エアコンの設置経験がないという場合には、絶対に自分で設置しようと考えずに専門の業者に依頼するようにしましょう。
これは、業務用エアコンを新規で設置する場合だけでなく、既存の業務用エアコンと入れ替えるという場合も同じです。
既存の業務用エアコンは、冷媒ガスをすべて回収してから撤去を行わなければならないため、一般の人が業務用エアコンを撤去するというのは不可能です。
また、むやみに冷媒ガスを大気中に放出すると法律違反となりますので、注意が必要です。
業務用エアコンの取り付け工事は専門の業者に依頼しましょう。