業務用エアコンの取り付け工事、既存の業務用エアコンとの入れ替え工事を依頼する場合のチェックポイントについて解説します。
まず、ここで大きなポイントになるのが、「どの業者に任せればよいのか?
」ということです。
多くの人は、複数の業者から見積りをもらって、その中から最も安い業者に依頼をしてしまうというケースが多いようです。
業務用エアコンはとても高価な物なので、できる限りコストをかけたくないという気持ちは理解できますが、安いから良いというものではありません。
とくに、注意しておきたいのが既存の業務用エアコンと入れ替えるという場合についてです。
既存の業務用エアコンと入れ替えるという場合には、既存の業務用エアコンは冷媒ガスを回収したうえで、適切に処分をする必要があります。
既存の業務用エアコンをただ撤去すれば良い、冷媒ガスもとりあえず回収すれば良いというものではありません。
法律に基づいて適切に処理を行わなければならないという決まりになっています。
冷媒ガスについては、回収したことを証明する書類、回収したガスを破壊したことを証明する書類などがきちんと発行されるかどうかが重要なポイントです。
業務用エアコンの機器本体についても同じで、きちんと処理したことを示す証明書、書類などが必要です。
業務用エアコンは、法律に基づいて適切な処理、処分を行わないと、処罰をうけることになりかねません。
そのようなトラブルに巻き込まれないようにするためには、このような関係書類をきちんと発行している業者であるかどうか?
を確認しておく必要があります。
冷媒ガスの回収についても、都道府県に届出をしているかどうかも確認しておかなければなりません。
安いからという理由だけで選んでしまうと、届出をしていないという業者である、もしくは法律に基づいた処理、処分などを行っていないという可能性があります。
このような業者に依頼をしてしまうと、依頼をした側も処罰をうける可能性があります。
無用なトラブルに巻き込まれないようにするためにも必ず、関係書類、証明書を発行しているかを確認してから依頼するようにしましょう。
どんなに、取り付け工事費用、処分費用などが安くてもトラブルに巻き込まれてしまっては、大変です。
業務用エアコンの取り付け工事、入れ替え工事については、価格で判断するのではなく、適切な業者に適切な価格でやってもらうということが重要なのです。