業務用エアコンの修理に関するご相談で、たまに聞かれるのが、「業務用エアコンの冷媒ガスは自然に抜けることがあるのか?」です。
結論から言えば、自然に冷媒ガスが漏れ出すことはありません。
これは、設置から5年経過しようが、10年経過しようが同じです。
冷媒ガスは、設置してからの年数が経過すればするほど、消費して減ってしまうものと誤った認識を持っている人が多くなっています。
しかし、業務用エアコンの冷媒ガスは、基本的に設置してからの年数に関係なく減ってしまうことはありません。
もしも、設置したときから冷媒ガスの量が減ってしまっているとしたら、自然にではなく、冷媒ガスが漏れてしまう原因が存在していることになります。
例えば、冷媒配管が腐食してしまっている、接続部分のフレアナットの破損、施工不良、熱交換器の不具合等が主な原因として考えられるでしょう。
冷媒ガスが漏れてしまっている状態をそのままにしておくと、冷房、暖房の両方が効かなくなってしまいます。
専門業者による修理が必要です。
冷媒ガスが漏れてしまっている場合には、まず、どこから漏れ出しているのかを特定します。
漏れ出している状態のまま、冷媒ガスをチャージしてもそのまま漏れ出してしまうためです。
漏れ出している箇所の特定ができたら、その部分の修理を行います。
冷媒配管の交換、フレアの再加工、溶接等漏れ出している箇所や原因によって修理方法が異なるのです。
漏れ出している箇所の特定、修理が終わったら、漏れ出してしまった分の冷媒ガスをチャージします。
冷媒ガスが抜けてしまっている場合、漏れている箇所を修理しただけでは修理は完了しないのです。
冷媒ガスが不足している状態のままでは、冷房・暖房のどちらも効かないため。
チャージが終了したら、業務用エアコンを運転させて、冷房や暖房が効くかをしっかりと確認します。
正常に効いていれば、修理が完了するという流れです。
修理にかかる費用については、現地で業者に確認してもらった後で修理費用の見積りをもらうことができます。
通常であれば、現地確認後、数日で発行されることでしょう。
軽微な故障等で、それほど修理費用が高くない場合には、口頭等で金額を伝えたうえで、修理を行う場合もあります。
業務用エアコンの冷媒ガスが自然に抜けてしまうことはありません。
もしも、抜けてしまっているとしたら、抜けてしまう原因が必ずあるはずです。
専門の業者に依頼をして修理をしましょう。
放置してしまうと、冷房も暖房も効かない状態となり、夏や冬を快適に過ごすことができません。
冷媒ガスが抜けてしまっているという場合には、専門業者である新空調にご相談くださいませ。
抜けてしまっている原因をしっかりと調査して、必要な修理、修理にかかる費用についてご提案させていただきます。
もちろん、冷媒ガスのチャージも行いますし、チャージ後には、正常に運転できるかをお客様と一緒に確認させていただきますので、ご安心ください。