毎年、暑い夏の時期になると業務用エアコンを設置する人が増えますが、そのなかでもお問い合わせが多いのが、「業務用エアコンのリースとレンタルは同じなのか?
」というものです。
たしかに、リースとレンタルという言葉だけを聞いてもその違いを明確にするのは難しいでしょう。
しかし、業務用エアコンにおけるリースとレンタルには様々な違いがあります。
業務用エアコンのリースとレンタルの違いは、たくさんありますが中でも大きな違いがメーカーや機種を自由に選ぶことが出来るか?
という点です。
まず、レンタルについてですがこのレンタルはレンタル会社がすでに所有している業務用エアコンの中から、利用者がレンタルしたいものを選んでレンタル料を支払って借りるという仕組みです。
つまり、メーカーや機種については自由に選べるのではなくすでに、レンタル会社が持っているものの中からしか選ぶことが出来ません。
リースの場合には、メーカーや機種などに基本的に制限はありません。
契約金額については最低30万円以上などの条件などがありますが、それ以外の制限はほとんどないと言えます。
つまり、自分でメーカーや機種などを選ぶことが出来るのです。
業務用エアコンは形や能力だけでなく、様々な機能が付いているものもあります。
除菌や脱臭、人感センサーが付いているものなどや、運転音の静かなものなど様々です。
それぞれの設置状況にあわせて業務用エアコンを選ぶことが出来るので、レンタルよりもかなり自由度が高いと言えます。
リースの場合には、選んだ業務用エアコンをリース会社が購入してそれを貸し出すという形になります。
すでにリース会社の所有しているものの中から選ぶとものではありません。
ここが大きな違いとなります。
もう1つ、知っておいて欲しいのが契約期間の違いというものです。
リース契約の場合には3~7年など長期的な契約をするのが一般的です。
一方のレンタルの場合には、工事現場やイベントなどで一時的に借りる短期的な契約が主流です。
日、週、月ごとの契約です。
さらに、大きな違いとしては途中で契約を解除することが出来るかどうか?
ということです。
レンタルの場合には基本的にいつでも契約を解除することが可能です。
予定よりも早く工事が終わった、イベントが中止になったなどの場合には途中でも解約することが出来るのです。
一方のリース契約は基本的に途中で契約を解除することは出来ません。
あらかじめ決められた年数が経過しないと解除出来ません。
どうしても、解除しなければならないという場合には、残りの費用をすべて支払うことで解除することが出来る場合もありますが、基本的には契約を途中で解除することは出来ないと思っておきましょう。
このように、業務用エアコンのリースとレンタルは言葉だけだとその違いがわかりませんが、様々な違いがあるのです。
ぜひ、リース契約を検討中の人は、チェックしてみましょう。